ひび割れしないコンクリートの造り方
2019.06.10
私は住宅を造る上で一切妥協しない頑固な建築人です。
例えば基礎工事
私達のような住宅建築会社が自社で基礎工事を行うケースもありますが、ほとんどの会社は基礎工事を行う専門の協力業者さんへ外注します。
外注する際、図面を渡して工期などを打ち合わせしますが、全て基礎工事屋さんへお任せするのが一般的です。
というか、基礎工事についての知識が乏しいので細かい指示が出来ないのが現実なのです・・・
私も基礎工事の専門業者さんへ仕事を依頼しますが、口も出し手も出します。
また、基礎工事の専門誌を購入し自分自身が学んだ知識を元に細かく指示、指導します。
例えば、一般的なコンクリートの水分量(スランプ)は18という数値のコンクリートを注文しますが、私はスランプ15を注文するよう指示します。
スランプ18に比べスランプ15は水分量が少なく強固なコンクリートにる一方、水分量が少ないので流動性が悪く、施工性も面倒になります。
ほとんどの基礎屋さんはスランプ18を選択しますが、私はスランプ15を注文するよう指示します。
基礎が完成すれば、スランプ15も18も変わりありませんが、ヒビが出る可能性はスランプ15の方が少なくなります。
次回へ続く・・・
基礎屋さんの社長です。
かれこれ約20年のお付き合いをしています。
面倒見が良く、人情に溢れる人柄なので誰からも親しまれている人です。
オカケンハーレー部のメンバーでもあり、年に数回ですが一緒にツーリングに出かけます。