逆に・・・最悪・・・
2019.06.9
私が24歳の頃にゼネコンで現場監督をしていた時のお話ですがお付き合い下さい。
当時、ゼネコン同士が共同企業体(JV)で工事する現場へ私は配属されました。
その現場には、私が出向し相手側のゼネコンからは所長と主任が配属されました。
所長と主任と私の3名で現場の工事を進めていた訳ですが、所長と主任の間ではこんな会話が数多くありました。
所長「今回の工事は、こんな方法で進めてはどうだ・・・・」
主任「逆に、こうした方がいいんじゃないですかね・・・」
所長「最悪、間に合えばいいからこうしよう・・・・」
と、逆にという言葉と最悪という言葉が数多くあったのを記憶しています。
あれから26年が経過しましたが、仕事上で私は「逆に・・・」や「最悪・・・」という言葉を使いません。
その理由は、仕事上で「逆に・・・」というケースは考えられないからなのです。
つまり、正論であるか?お客様の為になるか?で判断すれば、逆の答えはないのです・・・
最高という言葉は使いますが、最悪という言葉は必要ありません。
だって最高の住宅を造るのに最悪という言葉は、私達の辞書にはないからです。
理想論を並べれば、仕事の方法は無限にあります。
しかし、正論で正義を重んじお客様の為になる事を考えれば仕事の方法は1つしかありません。
シンプルに考え誠実な仕事をする!
こうした仕事論には、逆も最悪もないのです・・・