どこに費用をかけるべきか?
2019.05.15
住宅を造る上で、どの部分にこだわり、どこへ費用をかけるのか?という問題があります。
外壁をタイルにしたい!
内装を豪華にしたい!
床板に無垢材を採用したい!
キッチンや浴室はグレードの高い商品を選びたい!
など、どれも選択したくなりますが、現実的には予算の上限があるので、優先順位を決めなければなりません・・・
お客様の価値観は様々なので、どのように選択するのが最良!という事はありません。
しかし私達はプロの視点からお客様へアドバイスしています。
例えば・・・
20年後や30年後に交換が必要な部材は、高価な商品ではなく手ごろ感のある商品をお勧めします。
ユニットバスやキッチンなどは交換が必要な時期が来るのでリーズナブルな商品が良いと考えています。
サッシや断熱、換気システムや開口部(サッシ)などは交換するのが困難なので、新築時に最上級の商品を採用します。
構造体である、土台や柱なども交換出来ないのでヒノキの木材が良いでしょう。
内装の壁や天井は、漆喰や珪藻土などの選択も出来ますが、貼り換え時期も来るのでクロスをお勧めしています。
床板は張り替えすると費用が高額になるので、無垢材をお勧めしますが、予算の関係もあるので2階は合板のフローリングとし1階のみ無垢材の床板にするケースも多くあります。
このように、費用をかける所とコストダウンする所にメリハリをつけてご提案するのも当社の特徴です。
だって、全ての部材を最高の商品にしたら坪100万円を超えてしまいますから・・・
実験棟の玄関の様子です。
玄関ホールとリビングの間に仕切りやドアがありません。
私達が造る住宅は、上記のような仕切りがなくても冬寒くありません。
という事で必要ない物は採用しないという選択も出来ます。