普通の住宅と普通ではない住宅
2019.02.11
普通の住宅と普通ではない住宅の違いをはっきりと説明できる建築人は多くありません。
その理由は、自分なりの基準を持っておらず、一般的な住宅とそうでない住宅の線引きも出来ない建築人がほとんどだと感じています。
それは、何が本物で何が本物でないか?を理解していないからです。
住宅造りは誰でも出来るようですが、実は奥が深いのです・・・
私は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造の大型の建築物を建築した経験がありますが、こうした建物よりも木造住宅造りの方が難しいと感じています。
その理由は、木造住宅の造り方はひとつではなく、様々な部材をシステムインテグレードして造るからなのです。
断熱や換気、開口部などの部材はもちろん、空気の流れや暖房の方法など、数多くの選択肢があります。
こうした選択肢から自分が最良だと感じる物を組み合わせて木造住宅が完成します。
一般的な住宅(普通の住宅)は、1台の暖房器具で家を丸ごと暖房する事は不可能です。
しかし、普通ではない住宅は可能になるのです・・・
床下の暖房器具1台で家を丸ごと暖房する普通ではない住宅を造るのが私達の使命なのです。