ソフトランディングとハードランディング
2019.02.5
仕事の教え方は様々であり、部下への教育や指導は上司の重要な任務です。
部下が失敗しないように1つ1つ丁寧に教える上司もいます。
こうした上司と部下は、失敗する確率が低くなる一方、部下の成長スピードは遅くなってしまいます。
その理由は、部下の失敗が少なく苦い経験をしないからです。
人間誰しも失敗した時は「次は絶対失敗しないようにやるぞ!」となります。
私は18歳から社会人になり建築の世界へ飛び込みましたが、ほとんど仕事を教わらず、全て自分の目で見て仕事を盗みました。
いわゆる見習いというやつです。
見た物を真似るので、私は数多くの失敗や苦い経験をしています。
こうした経験をしたお蔭で今の私が存在しています。
私は仕事を教えてもらった事がほとんどないので、部下にも仕事を教えない主義です。
「これがあなたの仕事だよ」わからない事があったら自分で調べてね!
と部下へ仕事を任せます。
何もわからない部下は、協力業者さんに聞いたり自分で調べ仕事をこなします。
私はその結果についてどうだったか?評価してダメを山ほど出しますが、部下が失敗した時は私が責任を取るというスタイルです。
こうした指導方法では、部下の失敗する確率は高まりますが成長のスピードはブッチギリの最速です・・・
こと細かく指導したいのを我慢して、部下の成長スピードを最優先するのも私のスタイルです。
部下の失敗の責任をとるのは誰でも嫌なので、手取り足取り仕事の手法を教えがちですが、部下の教育も子供の教育もほとんど変わりありません。
子供に「あれは、やっちゃだめよ~これもやっちゃだめよ~」と教育していたら、いつまでたっても大人になれませんから・・・