高性能住宅にもレベルがある③
2018.12.13
断熱と気密についてはお話したので、今回は換気についてお話します。
換気システムにはいくつかの種類があり、価格や性能も様々です。
一般的には第三種換気システムが普及しています。
その理由は、価格が比較的安価であり施工も簡単だからだと予想します。
高性能住宅を追求している会社が採用しているのは、第一種換気システムです。
この換気システムは価格は第三種に比べ高額になるものの、換気による熱ロスを最小限に出来るメリットがあります。
施工は、給気側と排気側に2系統必要になるので、第三種に比べると2倍の施工費がかかります。
どちらに軍配が上がるのかは、決めにくいところですが、省エネ性や住み心地を考慮すると第一種換気に軍配が上がります。
また、正確に換気しているか?風量測定を行う必要があります。
しかし、多くの建築業者が風量測定を行っていないのが現実です・・・
その理由は、風量測定が面倒なのと、測定器が30万円とお安くないからなのかもしれません。
もちろん私達は20年前から風量測定を行っています。
だって、換気システムを設置したのは良いが、風量が足りないのでは意味がありませんから・・・
手間を惜しまず良質な住宅を造り、きちんと測定データも検証する!