住宅の住み心地に直結する部材?
2018.12.5
住宅の住み心地を追求すると、ある部材の重要性に気づきます。
壁や天井の断熱の強化や換気の熱ロスを少なくするのは当たり前ですが、最終的にある部材の断熱強化が必要になります。
それは、開口部(ガラス)の存在です。
一般的には、ペアガラスやLOW-Eガラスを採用しますが、これらのガラスよりも高性能なガラスを採用すると住み心地は格段にアップするのです。
しかし、高性能なガラスは流通量が少なく価格も高価なので採用するには足踏みしてしまう会社も少なくないのが現実です。
一般的な高性能サッシに比べても1.5倍~2倍の価格になってしまう為、坪単価がアップして受注しにくくなるのが採用できない理由なのかもしれません・・・
私達も実際に真空トリプルガラスを採用する時はこうでした・・・
「お客様に説明して、希望があればオプションとして採用しよう」
しかし、採用できた物件はありませんでした。
そこで「次の現場から全て真空トリプルガラスを採用するぞ!」
「価格のアップ分は、お客様からもらうのではなく、自社の利益を削って採用しよう」と決めたのです。
自社の利益を削っても高性能な部材を採用する会社は、そうありません・・・
というか、当時の私を「頭がおかしくなったのか?」と社員が感じたかもしれません。
私は、家造りになると少々クレイジーな建築人に変身するので、私の中ではスタンダードな選択だったのです・・・
会社の利益よりもお客様の住み心地を最優先するスタイルは今も変わりありません。
樹脂サッシ+真空トリプルガラスです。
これだけ大きな開口部があっても室内や窓際が寒く感じる事はありません。
県内で全棟採用するのは当社だけのようです・・・