ビニールクロスか珪藻土か?

2018.09.14

内装材には様々な選択肢があり、悩む方も少なくないと思います。

ビニールクロスや珪藻土などの仕上げが一般的ですが、どちらも長所と短所があるので注意が必要です。

ビニールクロス

一昔前は、ビニールクロス=新建材=シックハウ症候群の原因と考えられていましたが、実はそうではありません。

クロスを貼る際に使う糊にホルムアルデヒドが混入していた時期があり、これが問題なのです。

現在では、ホルムアルデヒドを含まないノンホルムの糊が使用されるので問題ありません。

ビニールクロスは、安価でバリエーションも豊富であり、リフォーム時の張り替えも容易です。

珪藻土

調湿する建材として注目されたのが約15年前で現在も数多くの珪藻土があり、珪藻土の含有量が多い商品とそうでない商品があるので、選ぶ際には珪藻土の含有量をチェックする必要があります。

調湿する建材として良い点はアピールされていますが、汚れが付きやすいというデメリットもあります。

一度汚れてしまうと汚れを落とすのが困難な場合塗り替えの必要があり、費用が高額になります。

ビニールクロスに比べ価格が2倍~3倍という商品もあるので、汚れが付きにくい部屋に一部採用するのも良いと考えます。

調湿する建材として注目されていますが、冬季の湿度も吸い込んでしまうので冬は室内が過乾燥する問題もあります。

上記の他にもルナファザーという壁紙の上に水性ペイントする仕上げやエコカラット、漆喰、木の板張りなどがあります。

予算の問題もあるので、基本はビニールクロスにして一部の天井や壁に板張り、水蒸気の発生する洗面所の一部をエコカラットや珪藻土などのようにメリハリをつけて選択すのがお勧めです。

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