時代に対応し変化出来る会社
2025.04.27:
世界の情勢は不安定でありインフレや国同士の関税合戦、戦争や異常な株の乱高下などが目まぐるしく起きています。
国内では円安による輸入品の物価高騰を背景にコストプッシュ型のインフレが続く中、賃金はそれ程上がらず可処分所得は減少傾向にあります。
個人事業主についてもインボイス制度の導入により大きな打撃を受け非常に厳しい状況です。
この他にも今後増税は続き国民の負担は増えるばかりで生活が良くなる見通しはありません。
このような状況になれば景気は停滞し企業の利益も減少するので賃金は上がるどころかリストラの方向に舵を切る企業も出始める可能性があります。
弊社のような中小企業も例外ではなく、売り上げ減・利益減が続いているので支出を抑える位しか出来る事はありません。
とはいえ、社員の解雇や協力業者さんへの支払いを抑制する事は出来ません。
弊社では無駄な経費を極限まで抑制しており、残る手段は役員報酬の減額しかないのが現状です。
自身の報酬が仮にゼロになったとしても会社が存続出来れば良いと私は考えています。
この考えがあれば少々の不況など全く問題ではありません。
全ての責任を背負い自身の人生を賭けた戦いは続きます。
世の中は好景気と不景気を繰り返しています。
私は会社経営28年の中で様々な不景気の経験があります。
会社設立当時の私は社長でしたが役員報酬は手取り30万円以下でした。
当時在籍していた社員の中で一番安い賃金でしたが数年間我慢した記憶があります。
景気が悪ければ悪いなりに順応し変化出来れば企業は存続出来ます。
この不況が何年続くか分かりませんが、建築人生を賭けて嵐が過ぎ去るのを待ち力を温存する日は続きます。