丁寧に基礎を作る
2025.07.24:
住宅の基礎の造り方は各社様々ですが、近年の基礎は耐圧と立ち上がりで構成されるべた基礎と呼ばれる形状がほとんどです。
30年以上前は布基礎と呼ばれる基礎が多く、土間コンクリートを打たない布基礎は土中からの湿気が建物に悪影響を及ぼしシロアリの被害リスクがありました。
このような問題を解決する為30年前頃から耐久性の高いべた基礎が主流になりました。
私達もべた基礎を採用していますが出来るだけ水分が少ないコンクリートを採用し、打設時に出来るだけ空気を抜く作業を丁寧に行います。
コンクリートミキサー車でコンクリートが運ばれポンプ車で圧送します。
電動の振動機を丁寧にかけてコンクリート内の空気を抜きます。
振動機をかける作業に合わせコンクリートを圧送するスピードを調整します。
コンクリートは時間が経過すると固まってしまうので、出来るだけ迅速な作業が必要ですが、焦らず丁寧に空気を抜く作業を続けます。
立ち上がりのコンクリートが打ち終わったら、基礎天端の高さを調整するビスを配置し微妙な高さ設定を行い水糸を張って基礎が真っすぐになっているか確認し微調整します。
最後に基礎天端にレベラーという素材を流し込み基礎の天端が平らになるよう施工します。
住宅の基礎は完成すれば外側の一部しか見えませんが、このような1つ1つの作業によって作られています。