技術は進歩しているものの

2024.07.7:

世界の技術は日々進化しており、人工知能などのAI技術は目を見張るものがあります。

 

 

しかし、どれだけ技術が進歩しても農業や建築業などは人の手が必要であり技術が進歩しない分野です。

 

 

今から50年前の木造の建築技術と現在を比較するとこんな感じです。

 

 

50年前のコンクリートは現場で砂とセメントと砂利と水を混ぜていましたが、現在はコンクリートのプラントで作りミキサー車で現場へ運ばれています。

 

 

柱や梁などの構造材は大工さんが墨付けをして手作業で加工していましたが、現在はプレカット工場で機械により自動的に加工します。

 

 

外壁や内壁は左官屋さんが内外装材を塗って壁を仕上げていましたが、現在の外壁はサイディング、内壁はプラスターボートにクロス仕上げになっています。

 

 

大きくこの3点が進歩しただけで、それ以外の工程は全て手作業なのが木造建築の実情であり、ほぼ進歩していません。

 

 

これは住宅建築業だけに留まらず、全ての建築物に共通しており今後も進歩する様子すら見えません。

 

 

恐らく50年後も現在とほぼ同じように住宅が造られていると予想しています。

 

 

建築の技術は、ほぼ進歩していませんが性能については飛躍的に進歩しています。

 

50年前に建築されていた木造住宅は、雨風はしのげるものの隙間風が入る住宅であり断熱の概念すらありませんでした。

 

しかし昨今の住宅は、隙間風は入りにくく断熱性に優れた高性能住宅がほとんどです。

 

こうした住宅は快適に生活出来るのはもちろん、省エネ性にも優れています。

 

 

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