基礎シリーズ最終回

2025.07.28

連日基礎工事の日記で恐縮ですが、今回最終回となりますのでお付き合い下さい。

 

弊社が造る基礎の大きな特徴は耐圧土間コンクリートと立ち上がりコンクリートを1回で打設施工します。

 

一般的には土間コンクリート打設後、数日間養生した後立ち上がりのコンクリートを打設するので2回に打設を分けています。

 

住宅建築会社が100社あれば100社がこの方法で施工しますが私達は1回でコンクリートを打設します。

 

始めに立ち上がりのコンクリートを打設し、ある程度固まってきたら土間のコンクリートを打設します。

 

専用の型枠支持金物を採用し型枠を宙づりにして型枠施工します。

 

1回打ちコンクリート打設の施工は技術と経験が必要であり誰でも簡単にできるものではありません。

 

土間コンクリートの打設が完了したら写真左上のタンパーという道具でコンクリートを叩き空気を抜きます。

 

この作業で空気を出来るだけ抜く事でコンクリートの強度は増加します。

 

タンピング終了後は金ゴテで均し表面を仕上げます。

 

一般的にはこれで終了となりますが、私達の仕事はもう1工程あります。

 

数時間待ちコンクリートの表面に水が浮いきたタイミングを見計らい更にもう一度金ゴテで抑えます。

 

こうする事でコンクリートの表面部分はしっかりと抑えられ強度が増し仕上がりも良くなります。

 

住宅の基礎コンクリート土間は金ゴテで仕上げる必要はありませんが、表面の強度や仕上がりを考慮し最後に金ゴテ押さえするのも弊社のこだわりです。

 

このような作業は誰も気づきませんが、見えない部分こそこだわるのが弊社のポリシーです。

 

 

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