建てっぱなしの設計者と施工者
2025.01.26
住宅建築には2つの方法があります。
設計と施工を1社に依頼する
設計と施工を別々の会社に依頼する
私達は前者になりますので、住宅を設計・施工し建物が完成した後も責任を持ってアフターサービスを行っています。
後者の場合に問題になるのが設計が問題なのか?施工に不備があるのか?です。
設計者に「ここの具合が悪いのですが」と連絡しても「それは施工不良なので施工業者に連絡して下さい」と言われるケースがあります。
これとは逆に施工者に「この部分が問題のようですが・・・」と連絡すると「それは設計上の問題なので設計業者に連絡して下さい」という場合もあります。
要は問題のなすり合いであり、設計者・施工者共に逃げているだけの話です。
設計と施工を別にした全てのケースがこうなる訳ではありませんが、長く建築業に携わっていると上記のような問題はよく聞く話です。
このような問題を回避するには本物を見極める確かな目を養うしか方法はありません。
「この会社に決めた!」と感じても即決せず
「ちょっと待てよ・・・あの会社にも話を聞いてみよう」という方が安全策です。
理想は3社程度のプランと見積もりを比較し、会社の様子や担当者の人柄なども比較検討した方が良いと思います。
契約までは良かったが、いざ着工したら現場は問題だらけ・建物が完成してもアフターサービスは無しという最悪のケースもあるのでご注意下さい。