高性能住宅は数あれど
2025.01.15
近年、住宅建築会社のキャッチフレーズはどこでも同じようになりました。
それは高性能住宅という内容です。
数年前までは、デザイン性を重要視する会社やローコストを売りにしている会社も多くありましたが、現在はどの会社も高断熱・高気密やトリプルガラス・内外ダブル断熱をアピールしています。
私達は28年前から高性能住宅一筋であり上記のような仕様も15年位前から取り入れているので、何も新しく感じませんしアピールポイントにもならないと考えています。
では、高性能住宅をアピールする建築会社が造る住宅は全て快適に生活出来るのでしょうか?
答えはNOです
私は高性能住宅造りのプロなのでわかりますが、「この断熱じゃ断熱不足なのに・・・」や「このガラスでは熱の侵入やロスは防げない・・・」と感じます。
つまり、それなりの高性能住宅ではあるものの快適さを追求した家ではなく、販売価格から算出した製造原価を元にスペックを決めているように感じます。
なので、それなりの仕様であり快適性もそれなりなのです
私達は最高の住み心地と必要最小限の光熱費を実現する事から全てがスタートしています。
なので、計算してから答えを出す一般的な方法ではなく答えから数式を出す手法です。
つまり快適さや省エネ性の高い住宅が答えであり、それを具現化する為の手段や方法を考え実行しているのです。
答えが出ていて手法や手段を理解していても同業他社はその住宅を造ろうとしません。
その理由はコストが驚くほどアップするからです。
コストアップは受注の大きな妨げになります。
なので、ある程度の高性能住宅を手ごろな価格で受注しているのが現実です。
住宅の販売価格=製造原価+会社の利益
なので、会社の利益を必要最小限にすれば不可能ではありません。
少数精鋭で無駄な経費を使わないケチケチ工務店しか出来ない技が高性能住宅なのです。