マーケットの変化

2024.10.6

ここ数年、地方の住宅建築業界のマーケットに違和感を感じています。

 

 

その違和感とは、住宅建築希望者が減少しているという問題です。

 

 

これは世の中の景気や労働者の所得の変化により購買意欲が減少している事を考慮すれば仕方ありません。

 

 

大手企業の賃金は伸びているものの、物価の高騰により可処分所得は減少しており中小企業の従業員は賃金の伸びが少ない点も原因にあります。

 

 

つまり国民の大半は余裕資金がなく住宅建築に関心はあるものの住宅取得を躊躇しているのかもしれません。

 

 

基本的に住宅建築業は待ちのビジネスなので、住宅建築希望者が現れるまで待つしかありません。

 

 

さて、今後地方の住宅建築業界はどう動くのか?

 

このような問題は悩んでも何も解決しません。

 

なので私は楽観的に捉えます。

 

お客様の為に真心を込めた仕事をする

 

協力業者さんに感謝し今目の前にある仕事に全力を注ぐ

 

今出来る事をやり遂げ天命を待つのが弊社のスタイルです。

 

 

協力業者さんからの依頼

2024.10.6

弊社に協力業者さんから社長の自宅建築依頼のケースがあります。

 

 

今まで基礎工事や電気工事の業者さんの自宅建築依頼がありました。

 

 

これは大変有難い事であります。

 

 

その理由は、協力業者さんは数多くの住宅建築業者さんの仕事をしていますが、その中から弊社を選んでもらったからです。

 

 

こうした有難い依頼を受け私達は出来る限りの対応をしています。

 

 

それは、住宅建築に関わる協力業者さんへこんな話をしています。

 

 

「今回は協力業者さんの社長の自宅なので少し価格面で協力してくれませんか?」という内容です。

 

 

もちろん協力業者さんが弊社へ提出する見積はギリギリなので「金額の値下げは難しいですね」や「3万円程度なら・・・」のレベルですが、数十社の協力があるとそれなりの金額になります。

 

 

こうした金額面の協力も有難いと感じつつ、今回も協力業者さんの家造りに汗を流します。

 

材料価格の高騰は続く

2024.10.5

今朝の日経の記事の中に軽量コンクリートの供給量が半分という内容がありました。

 

軽量コンクリートは通常のコンクリートに比べ2割程度軽く高層建築物の上層階で使用され建物の重量を軽く出来ます。

 

需要に供給が間に合っていない理由は軽量コンクリートに使用される骨材が国内で1社しか取り扱いされていないからのようです。

 

当然ですが都内の建築現場では軽量コンクリートの取り合いが起きており価格も急騰しています。

 

私達のような地方の住宅建築業者でもウッドショックの時には供給が足りず木材の取り合いになった時期がありました。

 

当時の価格はコロナ前の3倍にも達し信じられないような木材価格だった事を思い出します。

 

コンクリートや木材だけに留まらず、樹脂や金属についても材料価格は高騰し続けており建築物に使用される資材の高騰は止まりません。

 

このような背景から建築物の製造原価も上がっており建築業者の悩みの種になっています。

 

ここ数日間過去の売り上げや利益率、製造原価について振り返り数字をチェックしていました。

 

2019年から2023年までの製造原価に比べると現在は約20%程度上昇しており、利益率も低下傾向にありました。

 

製造原価の上昇と利益率の低下は会社経営者にとって非常に厳しい状況です。

 

大手ゼネコンの清水建設も創業以来初の赤字を計上した事を考えると中小企業の建築業者も非常に厳しい状況である事は間違いありません。

 

 

 

 

 

 

2つの幸福度

2024.10.4

私の幸福度には2つの種類があります。

 

 

1つは、心の中の幸福度です。

 

 

これは、日々生活する過程で仕事にやりがいを感じたり家族との関係性が良好である時に感じる幸福感です。

 

 

また趣味を楽しんでいる時にも幸福感を感じるので内的幸福感と位置づけしています。

 

 

2つ目は、外的な幸福感です。

 

 

これは、社会で認められ賞賛されたりお金を稼いで預貯金が増える過程で感じる幸福感です。

 

 

仕事が上手くいけば会社に利益が発生し報酬を得られますし、新しいビジネスが軌道に乗ればその会社からも報酬を得られます。

 

 

優良な企業を所有していれば銀行の評価も高くなり会社経営者として優れていると認められるので、ある種の幸福感があります。

 

 

私は2つの幸福感のうち後者はあまり重要視しないように心がけています。

 

 

その理由は、社会に認められたりお金を稼ぐ事は重要ですが自身の心の中に幸福感がなければ本当の幸福な人生は送れないからです。

 

 

社会に認められず、お金がなかったとしても心の中が幸福感で満たされていれば、その人の人生は価値があると考えています。

 

 

しかし現実的には社会で生きる必要があるので、働いてお金を稼ぐ必要もありますし社会で認められる人望も必要です。

 

 

2つの幸福感のバランスは上手に調節する必要があります。

 

 

少々難しいお話になりましたが、私は自身の心の中の幸福度を重要視して日々生活しています。

 

年に1・2回オアフ島のコンドミニアムに数日間滞在します。

 

夕食はいつも質素にテイクアウトしたから揚げとシュリンプ、ジャックダニエルのハイボールで私は幸福を感じます。

 

このような夕食は高級ではありませんが、大切な家族と食事をし会話するだけで私は幸福感に包まれます。

 

必要最小限のお金があれば人は生きられます。

 

お金集めには限度がありませんので私はあまり興味がなく、幸福を感じる時間にお金を使います。

 

あの世にお金は持っていけないので、私が稼いだお金の大半は最後に寄付しようと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは妥当な金額?

2024.10.3

会社で商品を購入する場合、この金額が妥当なのか?を確認する必要があります。

 

当たり前すぎて「こんなの日記で配信する必要があるのか?」と感じる方もいるかもしれません。

 

しかし商品の価格が妥当であるか否かを重要視しない人も存在します。

 

私はこうした考えと異なるので、1つの商品に対し3社から見積もりを取って比較検討します。

 

もちろん同じ条件が基本ですが、全く同じ条件にならない場合は同等品で見積もり依頼をします。

 

そして3社の見積もを比較しながら「どの会社に依頼しようか?」と考えます。

 

一般的には一番安い会社に依頼するのでしょうが、私はそうしません。

 

その理由は、今までお付き合いのある業者さんが少しだけ見積もりが高くても付き合いのある業者さんへ発注します。

 

価格だけで業者さんを選択しないのも私の経営方針です。

 

弊社で取引のある協力業者さんや仕入れ先は20年以上のお付き合いがある会社が大半です。

 

 

今から27年前、私が会社を創業した1年目にある営業マンが訪れました。

 

「コピー機の営業で来ました」

 

当時の事務所にコピー機はなかったので

 

「近くのセブンイレブンまで行って印刷してるからコピー機は不要です」と答えると

 

「中古の安いコピー機があるのでいかがですか?」と聞かれ

 

「いくらなの?」と質問すると

 

「10万円です」

 

「中古とはいえ安いね、じゃ買うか・・・」

 

という会話が交わされた後、この営業マンからコピー機を購入する事になりました。

 

あれから27年が経過しますが、今もこの会社からOA機器を購入しています。

 

 

 

 

どこまで我慢出来るか

2024.10.2

私は会社で我慢する経営者です。

 

「経営者が我慢する???」

 

会社の仕事を通じ様々な問題点について言いたい事はありますが、全てを言う訳ではありません。

 

私が言いたい事が10あるとすれば半分以下にして3程度の内容を伝えます。

 

言いたい内容の残りの7は我慢しています。

 

「会社の最高責任者なのだから我慢する事ないのに・・・」と感じるかもしれませんが仮に私の意見が100%正論だったとしても全ての意見を伝える事はありません。

 

その理由は、一を聞いて十を知るという言葉があるように全てを伝えたり教えたりするのではなく、一を聞いて自身で考える事が重要なのです。

 

つまり、部下の成長は上司の仕事ですが部下を育てる為には全てについて意見しない方が良いという考え方です。

 

また、私が言いたい事を全て言ってしまったら社員の全員が会社を退職してしまう可能性もあります。

 

私は社員の表情、服装、髪型、言動、仕事へ姿勢、普段の仕事の様子を細かく見ています。

 

会社から出て車までゆっくりと歩く者もいますし、ネットで無駄な情報を見ている者もいます。

 

このような社員を見ても私は全てについて指摘はしません。

 

どのような勤務態度で仕事に取り組んでいるか?は社員の全員が感じています。

 

仮に私が指摘しなかったとしても、会社の中では全て同じ認識なのです。

 

社会でも淘汰される会社があり、会社でも淘汰される社員が存在するのです。

 

 

 

 

会社トップの重要な仕事

2024.10.1

会社の責任者の重要な仕事はいくつかありますが、私が一番重要だと考える仕事はマーケティングだと認識しています。

 

どれだけ優れた商品でどれだけ安価だったとしても販売するノウハウや戦略がなければ商売になりません。

 

自社のサービスや商品をどれだけ消費者に告知し認知してもらえるか?が重要です。

 

また次年度の売り上げ予想や利益予想を重要視する経営者も存在しますが、予想したところで絵に描いた餅になる可能性が高いので私は重要視しません。

 

会社の売り上げが予想通りになり妥当な利益であれば理想的ですが、1年を通算し計画通りになるケースは稀であり予想する事自体が無駄になる場合もあります。

 

自信を持ってお勧め出来る商品やサービスを開発し、お客様に選んでもらえるマーケティングが行えれば自然に売り上げが上がり利益もそれなりに出ます。

 

大きな利益が出れば社員や協力業者さんやお客様に還元して、会社の利益調整をする必要はないと私は考えます。

 

会社経営について財務内容の詳細を理解していない経営者や未熟な経営者ほど利益の調整をしたがるように感じます。

 

商売として正しい道を行った結果利益が出たのならチマチマ節税せずしっかり納税して会社の内部留保を盤石にするのが王道だと私は認識しています。

 

 

もちろん私は事業計画を立て次年度の予想をします。

 

売り上げや利益の予想

 

販管費の把握

 

受注する為の手法やマーケティング

 

など様々な視点から会社が黒字化出来るよう予想し実行します。

 

重要なのは決算予想の数字ではないのです

 

 

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