住宅建築価格の内訳
2024.05.26
住宅建築価格の内訳について今回は解説します。
各社様々な内容で建築価格を提示しますが今回は私達が提示する内訳について表示します。
①建築本体工事
これは建物本体にかかる工事費用の他、足場などの仮設工事や工事に関わる電気や水道料金も含まれます
②付帯工事
照明器具やカーテンやエアコン、建築確認申請費や外構工事、上下水道の引き込みや浄化槽の工事費用、会社の諸経費が含まれます
③消費税
10%の消費税
①②③を合計した金額が住宅建築費の総額となるので、これ以外に費用はかかりませんが、設計事務所に設計を依頼する場合は上記の費用の他に設計費が発生します。
私達のような工務店は設計と施工を請け負うので基本的に設計費は発生せず、図面の作成費や建築確認申請費などの実費だけで済みます。
しかし、施工会社と設計会社が別のケースでは建築費の5%程度~10%近い高額な設計費が発生する場合もあります。
3000万円の住宅なら設計費だけで300万円になる場合もあるので注意が必要です。
この300万円が高いと感じるか?安いと感じるか?は人それぞれなので価値観の違いでしかありません。
もちろん私なら300万円を別の部分に使いますが・・・
300万円あれば、内外ダブル断熱や真空トリプルガラス、全熱交換型換気システムへのグレードアップも出来ます。
このような住宅性能アップを行えば毎月発生する光熱費を極限まで抑えられます。
仮に月1万円の光熱費を抑えられた場合1年で12万円、35年のローン期間で420万円お得になります。
こうした計算をすれば、どのように費用を配分するべきか?を賢い人ならご理解いただけると思います。