得しているようで大損している
2024.01.11
世の中には様々な価値観を持つ人で構成されています。
損得勘定も各自の理論があります。
例えば住宅建築会社と施主との関係でこんな事があったとします。
施主「この給湯器は引き渡し当時から壊れていたので交換して下さい」
建築屋「保証期間を過ぎているので交換には費用がかかりますが、よろしいでしょうか?」
施主「新築した時から壊れていたのだから無料で交換してもらわないと困るね」
建築屋「はい、確かにそうかもしれませんが費用はかかってしまいます」
施主「なら、御社が費用を負担すれば良いのでは?」
建築屋「・・・・・」
とこのように施主という立場を利用して自分が得するように物事を進める人も存在します。
仮に上記のようなケースで建築屋が費用を負担すれば、施主がお金を払わずに済むので得したと考えるのが一般論です。
しかし世の中は良く出来たもので、こうした状況で一時的に得したとしても、この施主には後で損する出来事が待っているケースもあります。
私は今まで数多くの施主とやり取りしてきましたが、自分の得しか考えていない人のほとんどが後でしっぺ返しを食らっています。
中には病気になったり、心の病に悩んでしまう人も存在しました。
相手に損をさせて自分が得をしているようですが実は大損しているのが現実です。
私は仕事上で損をするよう心掛けています。
「損するよう心掛けている???」
意味が分からない世界ですが、私の中ではこれが正論です。
私が損するという事は相手が得しているという事です。
つまり、相手に得をしてもらえば周り回って後で得するようになっているのです。
私はこの法則を利用して今まで数多く得したのも事実です。
まず相手に得してもらい後から自身が得をする。
「損して得取れ」ということわざがありますが、まさにその通りです。