物価高が国民の生活を苦しめる

2023.01.30

日銀は物価高(インフレ)を望み、マネーの供給量を増やし続けています。

 

 

インフレターゲットとは物価が上がれば賃金も上がるという考え方ですが、現在の日本で起きている現実は少々異なります。

 

 

ガソリンなどの燃料は高騰し衣類や食品の値段も上昇しているので、ある意味インフレのように見えますが実はそうでもない部分が多くあります。

 

 

為替はかつての1ドル115円だった時代から現在は1ドル130円前後になっており、輸入する原材料や商品の値段は円安により値上がりしています。

 

 

また、石油製品だけに限らずエアコンなどの家電も値上がり傾向で約10年前に比べると20%価格が上昇しています。

 

 

衣類についても同様に婦人服は10年前に比べ13%も価格が上昇しています。

 

 

つまり、生活する上で欠かせない衣類や家電、燃料などの全てが値上がりしているものの、給料は一向に上がらないという構図になっているのです。

 

 

私がこのような話をしたところで問題解決する訳ではありませんが、何がどう問題なのか?をもっと国民が理解するべきだと考えています。

 

 

この国に住んでいると貧困な国には感じませんが、実は世界の先進国の中では貧困国の方に分類されるのが今の日本なのです・・・

 

ハワイでラーメンを注文すると15ドル位です。

 

 

1ドル130円で計算すると約2000円

 

 

これにチップの1割を加えれば約2200円になります。

 

 

日本では1000円弱でラーメンを食べられますのでハワイに比べると2倍以上になります。

 

 

これは一見「日本の方がいいじゃん!」と考えがちですが、物価が安い日本は今から50年前の東南アジアと同じような状態です。

 

 

50年前の東南アジアは物価が安かったので世界中から数多くの観光客が訪れました。

 

 

海外から見ると今の日本は50年前の東南アジアのように見えるのかもしれません・・・

 

 

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