木の香りがする家
2022.08.29
木造住宅の構造材は木材を使うので木の香りがするのか?という素朴な疑問がある方も少なくないと思います。
ヒノキの柱を採用すれば、ヒノキのいい香りがすると思いきやそうではありません。
現在建築されている木造住宅の大半が大壁構造であり、柱の内側を石膏ボードで覆い内装材で仕上げています。
昔ながらの真壁構造の和室であれば、柱の1面は室内側に露出されるので木の香りがしますが、一般的な大壁構造の場合ヒノキの柱を採用しても木の香りがする住宅にはなりません。
一般的な住宅とは異なり私達が造る住宅は木の香りがする構造になっています。
土台や柱にヒノキを採用しているのでヒノキの香りがします。
木の香りがする仕組みは、床下から2階の天井まで内装材の内側の空気が室内通気工法により移動するからです。
空気が移動する際土台や柱の近くを通過した後、室内へ空気が入ってきます。
こうした空気の流れにより木の香りがする住宅になっています。
写真の左上に辺りに丸いパーツが見えます。
このパーツから室内通気の空気が室内へ入ります。
弊社実験棟は天井は米杉を採用しているので米杉の香りもします。
木の香りは人間の精神を安定させる効果があると言われています。
目に見えない所にもこだわるのもオカケンスタイルなのです・・・