絵にかいた餅と現実の餅
2022.04.8
私達が良質な住宅を造る会社である事は皆様ご存じかと思います。
しかし、良質な住宅を造るには手間がかかるのはもちろん、高性能な部材を採用するのでコストが高くなってしまうデメリットがあります。
いくら良質な住宅であったとしても手が届かない価格では絵にかいた餅になってしまいます。
ここ数年、資材の高騰に伴い住宅建築の製造原価は1割~2割アップしており、私達がお客様へ提示する建築費も以前に比べるとコストアップしている傾向にあります。
こうした背景により商談中のお客様2件から「予算面で御社へ建築依頼が出来ません・・・」というお断りもありました。
私達はこの出来事を真正面から受け止め自社で出来る限りのコストダウンをする事を決めました。
住宅の造り方自体を根本から見直し、採用する部材も理想ではなく現実的にコストダウン出来る部材をチョイスします。
もちろん、住宅の性能や住み心地、光熱費は維持しつつ建築費だけを下げるという前途多難な作業に入ります。
すでに弊社で建築している戸建て賃貸住宅のCASAシリーズでは実際にコストダウンした新しい方法で6月から建築予定です。
絵にかいた餅ではなく、現実に食べられる餅になるよう改善します。
「この部材は本当に必要か?」
「もしも、この部材がなくなれば手間も削減できる」
「空気の流れは壁体内ではなく、ここを通して・・・」
など、様々な観点から家造りを見直しています。
今まで建築してきた住宅の造り方が理想ですが理想と現実には乖離があるのです・・・
この乖離の隙間を埋めるべく毎日コストダウンに汗を流しています。