換気が変われば住み心地が激変する!?
2022.01.15
住宅の性能は断熱性能や気密性能も重要ですが、実は換気の性能も非常に重要な事に気づいている建築業者は多くありません。
その理由はズバリ、勉強不足と高性能な換気システムを採用した経験がない点にあります。
関東圏で高性能住宅を建築する建築業者や設計者の多くは第三種換気を採用しています。
第三種換気を採用する理由は、今から約25年前に高気密高断熱住宅を建築する会社が増えた時、採用したのが第三種換気だったからです。
その他にも第三種換気システムの価格は比較的安価、施工も手間がかからない点があり大半の会社が採用していました。
当時、第一種換気を採用する会社もありましたが、第一種換気システムの熱交換素材は和紙だったので、和紙にカビが発生し家の中がカビ臭くなるという事例も問題視されました。
このような状況から、第三種換気を選択する会社が大半を占め、その後も「第一種換気は価格も高いし、施工は面倒でカビ臭くなるから良くない!」という昔の定説が今も残っているのです。
しかし、技術は進歩しており第一種換気の熱交換素材もアルミや樹脂に変わりカビの発生を抑える事も可能になりました。
換気のお話をすると1話で終わらないので、この続きは次回お話します。