図面を読む能力

2021.11.22

住宅を建築するには設計図書(図面)が必要であり様々な図面を作成し施工します。

 

 

配置図・平面詳細図・立面図・断面図・矩計図・棚図・電気配線図・給排水給湯図・空調設備図など数多くの図面が必要です。

 

 

これらの図面の他にもプレカット図や納まり図なども作成します。

 

 

こうした図面を読む力がなければ住宅建築は出来ませんが、図面を読む能力が劣っていても協力御者さんが力を貸してくれれば何とか住宅を建築する事は出来ます。

 

 

しかし、ここには落とし穴があります。

 

 

それは、設計図書を読む能力が劣っていると、現場の問題点に気づかないのです・・・

 

 

納まりが悪い

 

 

雨仕舞いが悪い

 

 

遮音性能が確保出来ない

 

 

日射遮蔽が出来ていない

 

 

換気不足

 

 

など数多くの問題が発生するリスクが潜んでいます。

 

 

設計図書を読む能力があえれば

 

 

「ここは納まりが悪そうだから、こう納めよう!」

 

 

「雨仕舞いが良くないから、雨漏りしないよう施工しよう!」

 

 

「遮音性能を確保する為には、部材の変更が必要だ!」

 

 

「日射遮蔽をする為に庇を少し伸ばそう!」

 

 

「換気不足になりそうだから排気量をアップさせよう!」

 

 

と施工前に問題点を見つけ出し協力業者さんへ指示が出来るのです。

 

 

つまり、設計図書を読む能力があれば良質な仕事が出来ますが、能力が劣っていると住宅は完成するものの良質な仕事にはならないのです・・・

 

現場の担当者は、設計図書の裏の裏まで理解する必要があります。

 

図面を何度も見て頭の中で一度施工し問題点を見つけ出す能力が必要です。

 

現場が始まってから職人さんに「ここは納まりが悪いけど、どうするんだい?」などと言われているようでは3流以下のレベルなのです・・・

 

 

 

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