丈夫な基礎の造り方
2019.09.10
住宅の構造体の一部に基礎があります。
木造住宅の基礎は、上部の構造体を支える重要な部分でもあります。
一般的には、基礎工事を住宅建築会社が自社施工するケースは稀で、その多くは外注業者さんへ基礎工事を依頼しています。
基礎の図面は住宅建築会社が作成しますが、その図面を外注業者さんへ渡した後は全てお任せというのがほとんどです。
コンクリートのスランプがどうの・・・
配筋の方法がどうの・・・
コンクリートの打設方法がどうの・・・
土間コンクリートの均し方がどうの・・・
冠水養生や凍結防止養生がどうの・・・
などと口を出す住宅建築会社はほとんど存在していないのが現実です。
しかし私達は上記のような内容について細かく口を出す建築屋です。
というか・・・
「配筋はこの方法で、コンクリートのスランプは出来る限り水を少な目に・・・」
などと細かく指示を出しています。
最近はこうした細かい指示を私達が言う前に基礎屋さんが理解してくれるので、基礎工事の職人さんが率先して私達の考えている事を施工してくれます。
実はこうした基礎工事が出来るようになったのは今から約10年前位で、当時は私が現場に出て職人さんと一緒にコンクリートの打設や土間のコンクリートを均す事から始まりました。
業者さん「社長!そんなにバイブをかけたら型枠が壊れてしまいます・・・」
私「何ぃ~!そんな事言ってたら上質なコンクリートはできねぇんだよ!」
私「ブィ~~~~~~~ン!」
私「良し!これでOKだな」
業者さん「社長には、まいったなぁ~・・・」
という具合で現場で私が指示して基礎工事を進めていた時期があったからこそ、今の良質で丈夫な基礎が出来るようになったのです。
良質な基礎は表面がツルツルしていて、少し黒っぽいグレー色になります。
私達の造る基礎の仕上がり面は綺麗なので、モルタルなどの仕上げは不要です。