フローリングの選択
2019.04.15
住宅を建築する際、様々な部材について選択する必要がありますが、床材の選択は非常に難しいのが現実です。
その理由は、全ての床材には一長一短あるからです。
例えば
合板のフローリングは安価ではあるものの一度傷がついてしまうと補修が難しい。
無垢のフローリングは高価ではあるものの、少々の傷ならサンドペーパーで削る事で元に戻るが、反りや狂いのある樹種もある。
この他にもオークにするか?チークにするか?ウォールナットにするか?など樹種を選択する時も迷うと思います。
私達がお勧めしているのが、三層の複合フローリングや無垢材厚張りの合板フローリングです。
この2種類のフローリングは、無垢材の欠点である反りや狂いがほとんどなく、表面は厚い無垢の板が張りつけてあるので、見た目は無垢材です。
もちろん傷がついた時はサンドペーパーで薄く削り元に戻す事も可能です。
欠点と言えば価格が高い部分はありますが、新築時に取り入れれば数十年後の張り替えは不要になるので、長い目で見れば高価ではありません。
しかし、予算の都合もあるので1階は三層や厚張りの複合フローリングとし、2階は合板のフローリングにするが良いかもしれません。
また、2階の足音を軽減する床材の1つとしてカーペットという選択もあります。
当社実験棟の2階にカーペットの部屋もありますが、1階への足音の響きは抑えられています。
当社実験棟の床材はこんな感じです。
リビング・ダイニング リンゴアの無垢材(花梨の一種)
キッチン・トイレ・洗面所 塩ビタイル
和室 ヘリなし琉球畳
2階の居室 合板フローリング
価格を抑えつつ耐久性や機能性を考えた床材を採用しています。