既得権益と権限移譲
2019.03.4
会社の経営者(社長や会長)には絶大な既得権益があります。
この権利を人に移譲するのは非常に難しいのです・・・
その理由は、自分にとってメリットがあるからなのです。
発言権や自由に使えるお金など様々な利権は会社経営者が持つ絶大な権利でもあります。
こうした権利を他人に移譲するケースは、自分の子孫に社長の座を譲るケースが多いように感じます。
私はこうした考えと180度異なる考えなので、安易に権限を委譲します。
その理由は、いつまでも現役で社長を続けられないからです。
いつか社長交代するなら早い方が良いと考え、社長交代後は陰から新社長をバックアップしフォローするスタイルをとっています。
自分の既得権益を維持して美味しい所をいただくのではなく、美味しい所は次の経営者に権限移譲する!
私は48歳の時に社長職を弟へ譲りました。
私が創業者であり、弟が2代目社長になりましたが、3代目と4代目の社長はすでに決まっています。
3代目の社長は他人である社員を起用する予定で、4代目は大政奉還し創業家に戻す予定です。
予定通りになるかはわかりませんが、20年後や30年後の会社の姿を予想するのも創業者の大切な仕事だと考えています。