損益分岐点と希望的売り上げ額
2018.11.1
どんな会社でも損益分岐点が存在します。
売り上げが確保できなければ赤字なる数字が損益分岐点であり、会社にとって非常に重要な数字になります。
この損益分岐点を理解していない経営者は少なくありません・・・
「この位売り上げがあれば利益が出るのにな~」
「今よりも10%売り上げアップすれば会社の運営が楽になるのにな~」
「あと2棟多く施工すれば、社員の給与をアップできるんだけど・・・」
とこのような希望的な数字を掲げる経営者は多く存在しますが、自社の損益分岐点を緻密に計算する経営者はそう多くないのが現実です。
私は損益分岐点を出来るだけ低く設定する経営者なので、施工棟数が大幅に下がっても会社を運営できるようにしています。
そして、次年度の2つの売り上げを予想します。
今よりも売り上げがアップした場合と今よりも売り上げがダウンした場合です。
2つのパターンを予測する事で、どちらの売り上げになっても会社が赤字にならないよう準備します。
だって、来年の売り上げを予想したところで、あくまでも希望的観測でしかないからです・・・
売り上げや利益の目標を立てるのは悪い事ではありません。
しかし、売り上げや利益を最重要に考えると、お客様の満足度は下がり、社員の負担も大きくなる可能性が高くなります。
損益分岐点を出来る限り下げ、少ない売り上げでも利益を確保できる体制を作り、社員の負担を軽減したりお客様の満足度を上げる必要があるのです。
売り上げアップすれば良し!
売り上げダウンしても問題なし!