換気風量は重要
2024.12.12:
住宅には換気システムの設置が義務付けされており、どの住宅も何らかの換気システムが設置されています。
住宅建築会社は、自社が勧める換気装置を設置しますが、その換気装置がどの位の風量を換気しているか?を測定していない会社がほとんどです。
換気装置のカタログを見ると風量が記載されていますが、そのほとんどがカタログの性能の風量を換気していないのが現実です。
ではなぜ風量測定を行わないのでしょうか?
答えはいくつかありますが、測定すると換気不足が露呈する事や換気に対して意識が薄いと予想出来ます。
住宅に必要な換気量は、1人あたり30M3または気積の0.5回換気とされています。
私達は、換気装置の排気グリルを1つ1つ風量測定し建物全体の風量が適正か否かを確認しています。
換気装置を工事中に施工した段階で1回風量測定し適正な風量が確保出来ているか確認します。
こうした測定は、もしも施工したダクトが配管のミスにより排気しないケースもあるので工事中に測定しています。
そして、風量不足などがあれば、工事の途中に配管をルートを確認し風量が確保出来るよう工事しています。
建物が完成した後にも再度風量測定し、必要換気量が排気されているか確認し微調整します。
目には見えない換気の風量ですが、人は新鮮な空気がなければ健康に生活出来ません・・・
換気風量を測定するのは当たり前の事ですが、出来ていない会社が大半を占めているのです。
私達は20年以上前から風量測定しています。
しっかりとした換気装置の設置と風量測定をする事で結露しにくく、過乾燥になりにくい室内空間になります。
適正な風量を確保出来れば、浴室は窓を開けなくても翌日湿気がなく乾いた状態になります。