エアコンのトラブル
2025.10.1
今年の夏もエアコンのトラブルが数多くありました。
暑さの中でのエアコンのトラブルは急な出来事で慌ててしまいますが、落ち着いて対処することで修理を頼まなくても良い場合もあります。
エアコンのトラブル内容とすると、
①エアコンが冷えない
②エアコンから水漏れがする
などです。
原因と対策として、
①エアコンが冷えない場合は、ガス抜けなどが考えられます。ガスをチャージすることで解決することが多いですが、使用頻度が高く、長期間(7年以上)使っている場合は交換されたほうがいい場合があります。
お引渡ししてから5年以内のガス漏れは無料で対応します。
(5年を超える場合は修理費用が掛かります。5年程 経過すれば工事不良が原因で起こるガス漏れは考えにくい為です。)
②エアコンから水漏れがする場合は、主な原因はドレンホースの詰まりやエアコン内部の汚れでエアコン冷房時に発生する結露水が適切に排出されないことで水漏れを起こすことが考えられます。
●エアコン内部のフィルターと熱交換器(フィン)の汚れと埃が湿気や油と一緒になり、目詰まりしている場合があります。
フィルターは掃除機で2~3週間に1回程度は吸うようにし、汚れがひどい時はフィルターを取り外し、台所の中性洗剤で洗い、日陰干し乾かす事で汚れが除去できます。
【対策】フィルターをマメに掃除するようにすることで内部にホコリが付きにくくなり詰まりも予防できます。
●ドレンホースの排水口が石や植木鉢などで塞がれている場合や埃、泥、草、虫が入り込んで ドレンホース内が詰まり、結露水が排水出来ずに室内から水がオーバーフローしてくることがあります。
(ドレンホース内専門工具↓(ポンプ式エアコンドレンホースクリーナー)または、ドレンホースに雑巾を被せて掃除機で吸う方法で虫やホコリが取り除くことが出来ます。)
ドレンホースクリーナーはホームセンターや通販で1,000円前後で販売されています。
ポンプで空気を出し入れすることで詰まっていたものが水と一緒に流れ出てきます。
【対策】定期的に室外機をチェックして雑草を抜いたりホースの口部分がスムーズに排水出来ているか確認することで予防できます。
クリーナーで定期的にドレンホース内の詰まりを確認する事も効果的です。
●梅雨明けの35度以上を超える猛暑の中、エアコンの冷房温度を極端に下げて 風量を最大で長時間使用する場合も水漏れ冷媒管結露)が起こることがあります。
(冷媒管に巻いてある、断熱材が急激な冷えで収縮し、冷媒管の銅管の表面が結露が発生します。夏場の氷を入れたコップの表面に結露水が発生するのと同じ原理です。)
【対策】急激に冷やさずに適正に使用を行うことがお勧めです。
夏本番に本格的にエアコンを使用する前にエアコンを試運転してチェックすることで予防も可能です。設備機器のトラブルは起きて欲しくないけれど、対処法を知っておくことで万が一の時に安心です。
オカケンホームホームページ内の「お住まいの方へ」にもメンテナンス方法を追加させていただきました。エアコンを長く使用するためにもお役立てください。
Hoshino