エコキュートメンテナンス配管洗浄
2022.07.7
お客様より、エコキュートのメンテナンス方法のお問合せを多く頂いております。
例えばこのような内容です。
「一度も清掃していないが大丈夫?」
「お湯を貯めたら垢みたいなものが浮いている」
「お湯が濁っているけど大丈夫?」
どれも大丈夫ではなく、エコキュート本体と本体と浴槽を繋ぐ配管の定期的な清掃(洗浄)が必要です。
「お湯を貯めたら垢みたいなものが浮いている」場合は、本体と浴槽を接続する浴槽配管の汚れが原因です。
〇浴槽の循環金具の上から5センチ以上のお湯をため、ジャバなどの洗浄剤で洗浄を行います。(推奨の洗浄剤がありますので、取り扱い説明書を参考にしてください)
洗浄剤をよく溶かしてから、「洗浄ボタン」を押し約20分間で洗浄は終了です。
洗浄終了後は、すすぎ洗いが必要ですので、同じ作業をジャバなどの洗浄剤を入れずに、洗浄ボタンを押し約20分間洗浄後、排水して終了です。
〇そのほかに、家族が浴槽に入る時間がバラバラで、追い焚き機能を頻繁に使用する方は、上記の配管洗浄の他に追い焚き配管洗浄が必要になります。
浴槽の循環金具の上から5センチ以上のお湯をため、オキシクリーンまたは過炭酸ナトリウムをお湯に溶かし、「追い焚きボタン」を押し、追い焚き配管内を洗浄していきます。
約1時間程度付け置きし、汚れたお湯を排水します。
排水後、すすぎ洗いが必要ですので、同じ作業を今度はお湯のみで「追い焚きボタン」を押し、約20分間洗浄後、排水して終了です。
(皮脂汚れが配管内に詰まり、皮脂などの汚れを栄養分にして、雑菌が発生します。汚れが蓄積した状態を放置すると、重度の肺炎や高熱などを引き起こす原因となるレジオネラ属菌という人体に悪影響を及ぼす菌が発生する可能性もあります。)
※汚れが出て配管清掃しても全く改善されない場合は、配管の交換が必要になりますのでご注意ください。
エコキュート本体は最低でも1年に1回タンク内を清掃とストレーナーと呼ばれるフィルター掃除を必ず行ってください。
浴槽配管洗浄と追い焚き配管洗浄は1年に3回程度は洗浄が必須です。
これから暑くなる季節の清掃がお勧めです。(タンク内を空にするため、浴槽にお湯が貯められない為です)
定期的なメンテナンスを行うことで、エコキュート(配管)の寿命は各段に上がります。
詳細は取り扱い説明書を参考にしてください。