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水道水について

2024.02.16

お客様のお宅に設置してある全館浄水器「ビューター」のフィルター交換に行ってきました。

 

1年に1回の交換が目安となっていますが、新品時のフィルターと比べるとかなりの不純物が水道水に含まれている事が見て取れました。

※写真を取り忘れてしまい、ネットから画像をお借りました。

 

 

ふと、高崎市の水は特においしいと聞いたことがあったので調べてみたら意外な事が分かりました。

高崎市には浄水場がいくつかあり、その中でも若田浄水場と剣崎浄水場という2ヶ所は特別な浄水方式を採用しており、特に水がおいしいという事が分かりました。

 

簡単に説明すると、この浄水方法は「緩速ろ過方式」といわれるもので、前処理に薬品等を使わず、ろ過池のろ過砂の表面にできる微生物膜を利用して水を浄化する方法との事です。

この緩速ろ過方式という水の作り方は、JICA(国際協力機構)からも見学が訪れる、世界でも注目されている技術の様です。

緩速ろ過方式のメリットは薬品を使わずに安全な綺麗な水を作ることです。

取水口の標高は200m。浄水場は150m。街中は100m。この緩やかな勾配を利用して水を運ぶため省エネルギーで稼働しています。

 

デメリットは広い土地が必要なことと、綺麗な水にするために長い時間がかかることです。

日本で薬品を使う急速ろ過方式が普及している理由がここにあります。緩速ろ過方式で水を作っている浄水場は全国でも約10%ほどしかなく、全国の給水量の約5%です。

 

世界が注目する緩速ろ過方式の技術と、自然の働きによって作られた美味しい水は、過去にその魅力に惹かれ大手ビール会社が高崎に進出。その後1964年に若田浄水場が稼働し、飲料や医薬品メーカーの立地が促進されたそうです。

 

ちなみに高崎市でこの2つの浄水場から水が供給されているエリアは以下の図の通りとなります。

たまたまですが、私の住んでいるエリアはこの2つの浄水場から水が供給されている事が分かりました。

 

水の味を左右するのは含まれる成分量の差で、代表的なものとして、蒸発残留物(ミネラル)、硬度(カルシウム、マグネシウム)があげられます。

この2つの浄水場の水は蒸発残留物(ミネラル)、硬度(カルシウム、マグネシウム)の数字が急速ろ過方式に比べて高いそうで、これが美味しい水の秘密かもしれません。

なんと、昔はコンビニで、若田浄水場の水をビンやペットボトルを販売していたというので驚きました。

 

とは言え、浄水場から自宅へ送られるには長い距離を配管によって運ばれるため、少なからず錆や不純物などが含まれる可能性もあり、滅菌消毒のため塩素も使用されているので自宅に浄水器を設置するという事は良い選択だと思います。

 

今回は高崎市の水道水を深堀りしてみたらこんな事が分かりました。

tanaka

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