住み心地とは?
2024.06.14
最近の住宅関係の広告を見ると「高性能、高気密、高断熱、フル装備、長期優良、ZEH基準」などと、だいたいの広告にこの様な文言が載っています。
広告だけ見てもどこも同じように見えてしまい、実際にどこの家を選んで良いのか分からないですよね。
当社も例外ではなく高気密、高断熱を謳っていますが、それ以上に「住み心地」が良い事をお客様にお伝えしています。
では、住み心地が良いとは具体的にどんな事なのか。
例えば夏涼しく、冬暖かいが電気代、ガス代が高額な家があった場合、住み心地が良いかというとちょっと違う気がします。
また室内が涼しかったり、暖かかったりしても乾燥していたり、冷暖房の音がうるさかったり、結露が凄かったりするのであればそれも違う気がします。
10年スパンで毎回メンテナンス費用が100万円掛かる家も住んでいて心地が良くは感じない様に思います。
住み始めは良かったがメンテナンスが行き届いていない為、本来の性能を発揮できなくなってしまった家も住み心地は悪くなる一方ですね。
室内に昼間でも照明を付けないと暗い空間があるのもどうでしょう。(意図してやっているのであれば良いですが)
真夏に室内に直接太陽光が入ってくるのも心地が良いものではないですよね。
流行りに乗ったデザインで年々古さを感じてしまう家。
接着剤などの化学的な臭いのする家。
この様に住み心地が良いかどうかということは、凄くたくさんの要素が関わっており、何か1つでも気になる事や嫌な感じを受けると住み心地が良いとはならない気がします。
以前のブログにも書きましたが、高性能な家がイコール「住み心地の良い家」とはなりませんので、その点は十分に気を付けた方が良いと思います。
やはり間違えないのは実際に住んでいる方に「住み心地」はどうか?と聞いてみるか、実際に宿泊ができる建物があれば泊まってみるのが良いでしょう。
高気密高断熱と言った言葉や数値も大切かもしれませんが、もっと大切なのは実際の「住み心地」です。
こればっかりは後からどうにもなりませんので、後悔をしない様にしたいものです。
tanaka