新築住宅の匂いと臭い
2023.10.6
昨年の3月にお引渡しをしたお客様のお宅へお邪魔してきました。
外構工事も当社でやらせて頂いており、工事が終了しましたのでお客様との最終確認でした。
お客様の気になる点などをお聞きしながら、色々とお話をしていた時に近所で知り合いがほぼ同時期に新築住宅を建てたとおっしゃっていました。
そこへ遊びに行って来たとの事でしたので「どうでしたか?」とお聞きすると
「玄関に入った時の匂いが自宅と全く違うのです」とおっしゃっていました。
「自宅は良い木の匂いがするのですが、そのお宅は俗に言う新築のツンとした臭いがしました」との事でした。
オカケンの家は友人などが遊びに来ると、皆さん「良い匂いですね!」と言って頂けるそうです。
ではなぜ同じ新築なのにそこまで匂いが違うのかという事ですが、おそらく下記の様な事が関連している考えられます。
・土台と柱が無垢のヒノキ材を使用している
・換気システムについて 外気が床下へ取り込まれ、土台や柱に接しながら室内へ入って来るシステムなので構造材の香りが室内へ入る
・下地のボードがハイクリーンボードを採用している
※ハイクリーンボードはシックハウス症候群の主な原因物質ホルムアルデヒドを吸収し分解する健康志向の内装材です
・クロスのパテ、糊についても臭いの出にくい高価なものを採用している
・無垢材をふんだんに使用している(構造材以外に床や壁、天井などの仕上げ材にも)
・塗料はシックハウスの原因になる化学物質を使用せず安全に考慮した塗料で、木の香りを保つ調湿性がある物を採用
などなど
1つ1つは小さい事なのかもしれませんが、それが積み重なる事で室内の匂いが構成されるのだと思います。
目に見えない部分も多いですが、そんなところが実は大切です。
確かに会社の事務所も初めて来たお客様より良い匂いがしますね!と言われる事が多いいですね。
私達は毎日、事務所内で仕事をしているので、慣れてしまい、あまり良く分からなくなってしまっていますが。。。
匂いか臭いかは大きな違いのだなと感じる出来事でした。
毎日暮らしている家の中の匂いは木の良い香りがすると、知らないうちにリラックスが出来ているのかもしれませんね。
tanaka