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タイパとは?

2022.06.15

少し前に、夜何となく付いていたテレビドラマを見ました。

 

私は小さいころからテレビ番組を録画して見る習慣がなく、どうしても見たい番組というのもほとんどないので、本当に久しぶりに見たドラマでした。

 

いつもなら少しでも早く寝たいので気に留めないのですが、内容が最近の若者の考え方はこうなのかぁ・・・と勉強になりそうだったので最後まで見てしまいました。

 

その回しか見ていないのでドラマ全体の内容はよくわかりませんでしたが、新入社員が会社に入り世代の違う人たちと仕事をしていくというものでした。

 

新入社員は先輩に同行してクライアントのところに打ち合わせに行くのですが、相手方と先輩は無駄な話しかせず、その日は重要な仕事の話をすることなく帰ります。

せっかく時間を使って訪問したのに、取引先の人の自慢話を聞き、プランの提案もせずに帰ってくるのは若者にとって、とてもタイパが悪いと言うのです。

 

タイパと言うのはタイムパフォーマンスの略で、すっかりおばさんになってしまった私には、実際の若者たちの間で本当に使われている言葉なのかさえわかりませんが、ドラマでは使われていました。

 

確かに、情報に溢れていてデジタル化が進んでいる現代社会では、スマホ1つあれば数分で完結する仕事が沢山あります。

PCやコピー機さえなくても何とかなる事ばかりです。

 

わざわざ先方に出向き、何回も聞いた自慢話を聞き・・・という時間がタイパが悪いと感じるのでしょう。

 

その若者の気持ちはわかるような、わからないようなという心境になりました。

特に昭和生まれの人とビジネスをするのであれば、訪問すべきなのか?電話連絡が良いのか?メールで良いのか?ラインは失礼ではないか?と考えながら進めます。

 

信頼関係を築くには、何度も会い目と目を合わせて話をして、少しずつ自己開示をしながら仲良くなっていく方法しか私は知りません。

昭和生まれの人は特にそういう事を大事にしている気がします。

 

仕事がとてもできる新人がどんなに素晴らしいプレゼン資料を作っても、あったこともない年配の取引先の人にいきなりメールで送りつけたら、どんなに丁寧な挨拶文が添えられていたとしても、まず目を通してもらえないでしょう。

 

 

 

最近は付き合いで呑みに行ったり、接待ゴルフをしたりという人たちはだいぶ減ってきたように感じます。

努力・根性・義理人情が大好きな昭和生まれの人達が引退してしまえば、仕事はタイパが全てとなるような気もします。

 

私達の会社は?と言うと、スタッフはほぼ昭和生まれですが、とにかくみんな忙しいので、タイムパフォーマンスを重要視しているように感じます。

 

私は文系だからなのか?話が長くなりがちで、kuribaraさんの話は長いなぁ・・・これから打ち合わせなのになぁ・・・と思われていそうです。

 

若者には、少しムダに思えることも大事だという事を伝えながら、タイパを重要視する人をイライラさせないよう気を付けたいと思います。

 

kuribara

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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