ジョリパット下地
2021.12.16
先日、協力業者さんより「オカケンホームの家のジョリパット仕上げはクラックが入りにくく、凄い建物だ」と話がありました。
協力業者さんはクラックが発生しているお宅があるとの事で、現地調査に伺ったところ、工事を断ったとの事でした。
↑3×10板ごとにクラックが入っており、下地の施工方法に問題があるため、塗り直しをしてもクラックは抑えられないと判断したそうです。
外力(地震などの振動など)が柱、梁の躯体から揺れを伝え、サッシ廻りや3×10板のジョイント部分に割れが出来、雨水の侵入によって、下地材が腐ってしまう恐れがあります。
モルタル+ジョリパット下地材の施工は、柱にラス下地材を直張りする工法やセメントボードを直張りする工法がスタンダードのようです。
当社では、外断熱材施工後、胴縁材(木材)でビス止めをし、固定しています。
その後ラス下地材(12mm木材)を張る施工方法です。
外断熱材施工後、胴縁材をビス止めすることにより、外力による構造材の動きを抑え、クラックが発生しずらい方法です。
また、ラス下地材の施工方法は、サッシ、玄関ドアなどの開口部にラス下地材のジョイントを設けないよう徹底して施工しています。(ひび割れの原因になる)
ラス下地材を十分乾燥したのち、アスファルトフェルト(紙)を張り、ラス網を施工していきます。
ジョリパットで仕上がってしまうと見えなくなる部分ですが、最善の工夫で施工していきます。
asano