プレカット
2021.10.7
先日上棟した賃貸物件CASA江木町です。
↑プレカットされた材料で組み立てています。
構造材(柱、梁など)と羽柄材(垂木や合板など)をプレカット工場であらかじめ機械で加工(切断、接合部加工)を行います。
現場での作業効率のアップと品質精度の均一化、材料のロスが出ない為多くの住宅建築業者さんが採用している工法です。
プレカット工場によりプレカット図を作成し、その図面に間違いが無いかを確認、承認し、プレカット工場で加工し、現場搬入し組み立てていきます。
プレカット図面を平面図、立面図、建具納まり図、電気配線図、照明器具図など数十枚図面を照らし合わせて確認していきます。
・土台の継手位置と基礎の金物の位置はどうか?
・天井高と換気ダクト、給水管のルート確認とエアコンのドレン、排水管の水勾配は適正に取れるか?
・サッシの開口部の高さに問題がないか?
・接合金物(ボルト)が出て仕上げ材に問題はないか?
・各部材の寸法や樹種はどうか?
・建具の高さに問題はないか?
・床板の仕上げと天井高は図面通り取れるか?
・24時間換気の給排気の配管ルートは適正か?
・照明器具の取付位置や配置に問題なく取付られるか?
・断熱材が施工しやすく、気密シートの施工はし易いか?
など
沢山チェックするポイントがあります。
同じ家は1軒として無いので、毎回同じ図面で「承認」という事はありません。
高さや奥行きなどわからない部分は細かく自分で図面を書いて問題が無いかも確認していきます。
上棟日には私も現場に行き、プレカットに問題がないか?(材料や加工)
作業はし易いか?改善点は無いか?と毎回緊張と不安があります。
改善があった場合は次の物件に生かせるように、検証→改善を繰り返しています。