基礎断熱で床下はジメジメしないのか?
2018.08.23
当社では、基礎の立ち上り部分と底の耐圧盤の室内側に発砲ポリスチレンの断熱を施工しています。
基礎断熱のデメリットとして、
・コンクリートが湿度を放出し、その湿気により床下で結露やカビが発生する。
・基礎断熱をすることで、発砲ポリスチレンの断熱材にシロアリが隠れ、発見するまで時間が掛かるため、土台や柱の被害にあってしまう。
からの様です。
当社では、24時間換気システムから床下へ新鮮な空気を送り、室内の断熱材側に45mm程度の空気層を設け、自然の上昇気流により、床下~1階~2階~天井まで空気を移動させる事で床下の湿度を安定させています。(コンクリートの湿度を安定させ、床下の結露やカビを抑制)
ジメジメは全くありません。
↑ 1階、2階の床合板にスリットを設け、このスリットから天井まで空気を移動させています。
↑ 築10年を経ったお宅に定期点検でお伺い致しました。
床下にシロアリの侵入や土台、柱の被害もありませんでした。
床下はジメジメしておらず、土台の木材の含水率は12%と低い状況でした。
シロアリの侵入は基礎の立ち上がりと底の耐圧盤の一体打ちで解消されます。
asano