エアコンのトラブルが続出
2025.06.21
今週に入り、急激に気温が上昇し今年初めてエアコンを稼働させた方が多いようでした。
中にはエアコンから冷風が出ないというお客様もいらっしゃって、数件修理のお問合せを頂きました。
ほとんどの場合は冷媒ガスが抜けて少なくなっているのが原因です。
対応としてはお客様の状況によって異なりますが
まずは、エアコンは取り付けてからどのくらい経過しているかを確認します。
もし10年以上経過している場合はガスチャージをする事はあまりお勧めしません。
エアコン、室外機、配管などが経年劣化していてガスを入れる際に掛かる圧力で弱くなった部分から新たなガス漏れをしてしまう可能性もあるからです。
その場合はお客様へ新しい物に交換する事をお勧めしています。
しかし、相談の上でとりあえずガスを入れて様子をみる事も出来ます。
設置から5年以上経過した場合、当社ではガスチャージの費用を頂いておりますので、すぐにまたガスが漏れてしまった場合、余計な費用が掛かる事になります。
もしかしたらガスをチャージしまた数年使える可能性もありますし、無駄になってしまう事もあるので難しい判断になります。
工事内容とすると、ガスが抜けている事を確認し、配管内を真空にするポンプで真空にし、漏れがどの程度なのかを確認します。
その時点でかなりの量が漏れている事が分かれば、漏れている箇所が修理できるのか、出来ないのかを判断します。
配管の接続部などであればエアコン屋さんの方で対応が出来ますが、機械内部となるとメーカー対応となってしまいます。
メーカーに後日来てもらう事になりますが、部品を交換する場合は費用が掛かりますので、新品と交換した場合と比較し判断する事になります。
例えば、よくあるのが室内機の熱交換器部分をそっくり交換する事象です。費用はおおよそ7万円前後掛かります。
そうなるとあと数万円で新品と交換ができますので、メーカーに出張費だけ払って、修理せずにエアコンの交換工事をする流れとなります。
だったら、始めから新しい物に交換しておけば良かったなんて事もしばしば。。。
暑くなって来てからですと、エアコン屋さんもメーカーも多忙になり、すぐに対応出来なくなります。
そうならない様に熱くなる前に必ず試運転をする事をお勧めいたします。
そうする事で余裕を持って色々と判断が出来ると思います。
当社でも5月頃にアプリ・インスタグラム・HPでお客様へ早めに試運転をする様に通知をする事になりました。
少しでもお客様のお役に立てればと思います。
tanaka