平屋は高いのか?
2024.05.31
ここ数年で平屋を希望するお客様が増えています。
平屋を建てる際に必ず聞かれる事として「平屋はやっぱり高いのでしょうか?」という事があります。
では実際どうなのでしょうか。
その答えは、坪数が小さいと平屋の方が安く、大きくなるにつれ2階建ての方が安くなるという事になります。
小さい坪数とはざっくり30~33坪くらいです。
理由とすると階段の有無があげられます。
階段自体は30~40万円くらいですが、階段が設置されるスペースが必要になるので少なくても家が1坪は大きくなります。
そうすると余分なスペースが必要となり、家が大きくなってしまうので平屋の方が安くなるという事になります。
ではなぜ一般的には平屋の方が高いという認識なのか?についてですが、同じ坪数であれば基礎と屋根の面積が倍になってしまうからだと思います。
基礎や屋根は家にとって重要な部分なので工事費用も高い傾向にあります。その為、平屋は高い!という事になるのだと思います。
また、平屋を建てたいと思っても建物の金額以上に問題になるのは敷地の大きさでしょう。
平屋の場合は同じ面積であれば、2階建ての建築面積の倍は必要になりますので、まず敷地が広くなければなりません。
また日当たりの事を考えると出来るだけ東西に長い土地が良いので、ハードルはより上がります。
敷地がある程度広く東西に長い土地は良い土地ですので、購入金額は高くなります。
土地から購入するとなれば、やはりトータル的に平屋は高いという事になるのかもしれません。
平屋で生活するメリットは色々とありますが、私はそれ以上に外観の見た目が好きです。
東西に長く、背の低い平屋は、車で言うシャコタンに近いイメージです。
シャコタンなんて言葉は死語かもしれませんが、サスペンションをローダウンさせて車の車高を下げる事を言います。
やる理由は色々とありますが、やはり1番は見た目がカッコ良いからでしょう。(個人的見解ですが)
私にとって平屋はそんな感じに見えています。
もし、上記の様な土地をお持ちで30~33坪程度の広さを希望であれば平屋は高いという事にはならないかもしれません。
地震にも強く、どっしりとした佇まいの平屋はいかがでしょうか。
tanaka