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塗り替え工事

2024.02.28

先日築21年を迎えたお宅で外部塗り替え工事を行いました。

 

ジョリパットの外壁でバルコニー笠木の汚れや樋のチョーキング(白化)、多少のクラックがありました。

 

 

既存外壁の汚れ落とし(高圧洗浄とケレン)をし、既存塗装膜と新規塗装膜がきちんと密着するようにシーラーを塗装し、下塗り、上塗りを2回行いました。

↑洗浄後各所養生を行い、シーラーを塗装しています。

 

 

既存外壁の鏝塗りのトーンとマットな仕上げを生かす、ジョリパットフレッシュのローラー仕上げとしました。

 

 

既存時は少しアイボリー系でしたが、今回はライトグレー色にて塗装をしました。

ジョリパットフレッシュは、色褪せが少なく仕上げの美観を保つ事が出来、耐候性と塗膜が水になじむ(親水性)で雨水で汚れを除去し、美観を長期的に保つ事が出来ます。

 

 

併せてジョリパットの塀も高圧洗浄し、汚れを十分落としジョリパットフレッシュで塗装しました。

 

今回は雹被害で屋根工事をさせて頂き、その足場を利用して外壁の塗り替え工事をさせて頂きました。

 

適切な時期での塗り替え(メンテナンス)で家は長寿命化します。

 

愛着のある家を長寿命化するようにメンテナンスのポイントをレクチャー、提案させて頂いております。

 

また、高崎市ではリフォーム工事で補助金が使える住環境改善助成事業というものもあります。

 

予算がある為毎年実施するとは限りませんが、自己負担が少なく済む助成金を上手に活用するものお得です。

 

asano

 

 

 

2024年1月の電気代

2024.02.23

我が家に1年で最も高い1月の電気料金の請求書が届きました。(旧電化上手プラン)

 

さて今年はいくらだったでしょうか。

2023年12月23日~2024年1月22日

電気使用量 822kwh

料金 21,416円でした。

 

昨年の1月は

電気使用量 799kwh

料金 31,581円でしたので約1万円安くなった事になります。

 

安くなって良かったと思いましたが、詳細を確認してみると

大きな要因は燃料調整額が昨年は+10,379円だったのに対し

今年は-7,932円だった事です。

なんとその差は18,311円です。

 

んっ?計算が合わないなと思い、よく見ると電気単価は上がっておりました。

昼間は+10円(↑25%)

朝晩は+10円(↑28%)

夜間は+14円(↑48%)

これは凄いパーセンテージですよね!

 

もし燃料調整額が昨年と同じだったとすると1月の電気代は4万円になっていた計算になります。

我が家の住宅ローンは月約10.5万円ですから光熱費と合わせると14.5万円という事になります。

驚きの金額ですね。。。

 

東京電力のHPによると2023年~ 標準的な家庭で約28.6%アップとなると記載がありました。

また2024年2月、3月、4月および5月には電気料金が値上がりになる見通しとの事です。

2月・3月・4月の値上がりに関してはそこまで大きなものではなく、5月は場合によっては大きな値上りになってしまう可能性があるそうです。

「まだ上がるのー!!」

 

ではこれから家を建てる場合の対策としては

・なるべく高性能な家を建てて、外気温に左右されにくくする

・省エネルギーな冷暖房器具を採用する

・家の広さをあまり大きくしないで適切な広さとする

・太陽光発電設備を設置して発電した電気を自宅で使用する

などがあります。

 

家を建てる時は住宅ローン+光熱費で考えてビルダーを検討していくべきであるのは言うまでもありません、

また、住宅ローンが支払い終わっても光熱費は家に住んでいる限りはずっと掛かかります。

 

 

毎日の生活で省エネを心掛けるのはもちろんですが、それには限度があると思います。

それよりも省エネで暮らせる家を建てる事が一番、賢い方法かもしれません。

 

 

tanaka

防犯カメラの設置

2024.02.21

私の自宅の駐車場に日中不審な人が入って物色しているところを近所の方が見つけて警察に連絡してくれました。

私も帰宅後に警察に電話をし、事件性があるか確認したところ、最近下着泥棒が頻発しているとの事でした。

家事動線を考えて洗濯物を1階の外に干していましたが、駐車場からすぐにアクセスできるようになっていたので、もしかしたら警察が言っているように洗濯物を狙っていたのかもしれません。

何かあった時に証拠が残せるよう防犯カメラを設置しました。

外の外部コンセントから接続できるタイプで、後付けができます。

今はソーラータイプの商品もあるようなので、コンセントがない場合でも設置できる商品があります。

お客様からも新築時に最初からつけておきたいというご要望や、住んでから物騒なのでカメラを設置したいというご要望が増えてきました。

以前は防犯カメラというと高価な物でしたが、最近ではお手頃な価格の商品も販売されているので、もし心配事があって設置したいという場合はご相談ください。

 

 

Arai

 

水道水について

2024.02.16

お客様のお宅に設置してある全館浄水器「ビューター」のフィルター交換に行ってきました。

 

1年に1回の交換が目安となっていますが、新品時のフィルターと比べるとかなりの不純物が水道水に含まれている事が見て取れました。

※写真を取り忘れてしまい、ネットから画像をお借りました。

 

 

ふと、高崎市の水は特においしいと聞いたことがあったので調べてみたら意外な事が分かりました。

高崎市には浄水場がいくつかあり、その中でも若田浄水場と剣崎浄水場という2ヶ所は特別な浄水方式を採用しており、特に水がおいしいという事が分かりました。

 

簡単に説明すると、この浄水方法は「緩速ろ過方式」といわれるもので、前処理に薬品等を使わず、ろ過池のろ過砂の表面にできる微生物膜を利用して水を浄化する方法との事です。

この緩速ろ過方式という水の作り方は、JICA(国際協力機構)からも見学が訪れる、世界でも注目されている技術の様です。

緩速ろ過方式のメリットは薬品を使わずに安全な綺麗な水を作ることです。

取水口の標高は200m。浄水場は150m。街中は100m。この緩やかな勾配を利用して水を運ぶため省エネルギーで稼働しています。

 

デメリットは広い土地が必要なことと、綺麗な水にするために長い時間がかかることです。

日本で薬品を使う急速ろ過方式が普及している理由がここにあります。緩速ろ過方式で水を作っている浄水場は全国でも約10%ほどしかなく、全国の給水量の約5%です。

 

世界が注目する緩速ろ過方式の技術と、自然の働きによって作られた美味しい水は、過去にその魅力に惹かれ大手ビール会社が高崎に進出。その後1964年に若田浄水場が稼働し、飲料や医薬品メーカーの立地が促進されたそうです。

 

ちなみに高崎市でこの2つの浄水場から水が供給されているエリアは以下の図の通りとなります。

たまたまですが、私の住んでいるエリアはこの2つの浄水場から水が供給されている事が分かりました。

 

水の味を左右するのは含まれる成分量の差で、代表的なものとして、蒸発残留物(ミネラル)、硬度(カルシウム、マグネシウム)があげられます。

この2つの浄水場の水は蒸発残留物(ミネラル)、硬度(カルシウム、マグネシウム)の数字が急速ろ過方式に比べて高いそうで、これが美味しい水の秘密かもしれません。

なんと、昔はコンビニで、若田浄水場の水をビンやペットボトルを販売していたというので驚きました。

 

とは言え、浄水場から自宅へ送られるには長い距離を配管によって運ばれるため、少なからず錆や不純物などが含まれる可能性もあり、滅菌消毒のため塩素も使用されているので自宅に浄水器を設置するという事は良い選択だと思います。

 

今回は高崎市の水道水を深堀りしてみたらこんな事が分かりました。

tanaka

雹被害

2024.02.14

昨年7月31日に高崎市中心を襲った雹被害は、カーポート屋根の破損、バルコニー笠木へこみ、網戸を破いたり、サッシのフレームを破損、樋の破損、

 

また新築工事の板金屋根や破風のへこみと被害が相次ぎました。

 

築21年のお宅では、バルコニーと樋に屋根材の表面材が落ちた被害もありました。

屋根材の性能を保てなくなる可能性が非常に高いため工事を行いました。

 

既存の屋根材は剥がずに、アスファルトルーフィング、アスファルトシングルを重ね葺きし、トップライト板金は交換。

棟の換気は厚みが出てしまう為、換気は交換しました。

 

 

今回お客様は雹被害の保険で屋根材を直す事が出来ました。

 

毎年のように雹被害が発生しています。(一昨年、昨年)

 

万が一の災害対策のために火災保険の補償内容の確認と補償されるものの検討をしておいた方が良さそうです。

 

また市の職人を名乗る不審な訪問や営業も多いようです。

 

ご注意下さい。

 

asano

 

 

ちょっとした違い

2024.02.9

先日、久し振りに群馬県のハウスビルダーが、まとまって掲載されている本を購入してみました。

見ると、どこも個性がありどのビルダーが自分に合っているのか判断するのはなかなか難しいですね。

また、ZEHなどを取得する関係なのか性能面にこだわりを持っているビルダーさんがとても増えている様に感じます。

トリプルガラスのサッシや羊毛断熱など当社が採用しているハイスペックな建材を採用しているところも見受けられました。

時代が追い付いて来た感じがします。(ただハイスペックな建材を使えば良いと言う訳ではありませんが。)

 

掲載されている施工事例などはおそらく、その会社の最も自信のある写真でどの施工例もとても綺麗で目を引くものばかりです。

しかし、プロの目からはまた違う見方もできます。

それは、言ってしまえば手を抜いているように見える仕事です。

 

例えば

わざわざリビングのメインの壁にエアコンがドーンと設置してある

コンセントやスイッチがクロスの色に合っていない

変な見切りが多く事前に計画されていた様に思えない

照明の配置やサイズに違和感を感じる

構造材が丸見えな納まりやボルトなどがそのまま見えている

下屋の軒天が張っていないで下地の合板がそのまま見えている

無理やり感や、後付け感のある納まり

などなど

 

しかし、そこは言われなければ、分からない様な事で、どうでも良いと言ってしまえばそうかもしれません。

 

ただ、当社ではそういったところも気にする工務店ですので、事前にしっかりと計画してご提案しているので上記の様な事にはなりません。

 

 

当社の目指すところはプロから見ても「凄いね!」と言ってもらえる建物です。

 

そう言った「ちょっとした違い」は実は「凄い違い」なのかもしれません。

 

tanaka

 

真鍮が映える家②

2024.02.7

先週の続きで高崎市の現場の内部をご紹介します!

 

1つ目のトイレは奥様が内装をチョイスしました。

真鍮の見切りを使い上と下でクロスの柄を分けました。

床はヘリンボーン柄の塩ビタイルで、女性らしい空間に仕上がりました。

 

もう1つのトイレはご主人が内装をチョイスしました。

ニッチはトイレットペーパーのストックがぴったり入るサイズにしました。

こちらはモノトーンで統一し、大人な空間になっています。

 

洗面台はメインとサブ2カ所設置しました。

メイン洗面台↓

アイカのシームレスカウンターを採用した造作の洗面台です。

こちらのヘキサゴンタイルはもう廃盤となっていましたが、お客様がご自身で色々な所を探してご用意していただきました。

引き出しの取手にヒトデがついているのがポイントになっています。

 

サブ洗面台↓

シンプルながらも真鍮の水栓金具とタオルリングが映える空間になっています。

 

最後のご紹介はご主人の書斎です。

クロス選びはとても悩まれていましたが、最後は担当の田中がご提案したボタニカル柄のクロスに決定しました!

床材も合板ではなく突板タイプのウォールナットのフローリングにし、高級感が出るようにしました。

 

たくさんお打ち合わせをさせていただきましたが、奥様の決断力の早さ、ご主人の慎重な姿勢と2人がうまく合わさって素敵な空間に仕上がりました。

また、奥様のこだわりたい所はあきらめずに行動にうつす事は私も見習わなきゃいけない所だなと思いました。

これからも長いお付き合いとなりますが、引き続きよろしくお願いいたします。

Arai

 

簡単にはできません。

2024.02.2

早いもので、新年が明けてからもう1ヶ月が経ってしまいました。

当た前ですが、これをあと11回繰り返すと今年が終わってしまいます。

目標を立てて、日々少しずつそれに向かって進歩していきたいと思います。

 

 

さて、今回のタイトル「簡単にはできません」ですが、何の話かというと住宅の基礎についてです。

 

当社では12年前から基礎の一体打ちという工法を採用しております。

しかし、一般的な基礎はまず耐圧盤という下の平な土間を打設し、数日後、その上に枠を組んで立上り部分を打設します。

2回に分けてコンクリートを打つので、耐圧盤と立ち上がり部分は鉄筋で連結はされているものの、それぞれが別体となります。

 

メリットとしては簡単に施工が出来て金額も安い。作業人数も少数で施工可能。

デメリットは耐圧盤と立ち上げりにジョイント部分がある為、強度が弱いのと隙間が空いてしまう可能性があるので、そこから水や虫などの侵入の可能性が出ます。

 

当社では一体打ちを採用する前には上記の一般的な工法の基礎でした。

しかし、デメリットをカバーすべく、鉄筋の数を増やしたり、耐圧盤と立ち上がりの間に鉄板を入れ、隙間が出来ない様に施工をしていました。

他社でもその様な配慮をしている建築会社もあるのかな?と思い、基礎屋さんに聞いてみると「そんな手間を掛けているところは1社も無いよ!」との事で自社のこだわりの強さに驚きました。

 

最近では一体打ちの基礎を採用している建築会社も増えてきていると耳にしますが、実際、基礎屋さんに聞いてみるとほとんどないそうです。

その理由は、一体打ちが出来る基礎屋さんが少ないのと(技術面と人数面と失敗した時のリスク面で)、出来る業者さんが居ても費用面で建築会社が採用しない点が挙げられます。

 

当社の場合は元々、耐圧盤の上に布基礎を施工するのではなく、空気が床下にまんべんなく循環するように特殊な独立基礎という基礎形状をしていました。

その為、一体打ちをするのには適した造りでした。

しかし、特注の金物を製作する必要があったり、枠の補強の仕方や強度についてを検討したり、コンクリートを流す手順を検討したり、道具の使い方や、使う時間や回数などを何度も試行錯誤を繰り返すなどして、ようやく現在の工法が出来上がったのです。

 

打設したあとも暑い時期(6月~11月)は、冠水養生という基礎の中に水を張って急激に乾燥しないような特殊な養生方法を採用しており、こだわりは半端なものではありません。

 

一体打ちのデメリットは、コンクリート打設時に人数が必要になる点と費用面ですが、現在では効率よく作業が出来る様になりコンクリート打設も1度で済むのでそこまで掛からなくなりました。

メリットは基礎が耐圧盤から立上りまでジョイントなく一体型になるので強度が強いのと気密性が良く、虫や水の侵入の心配が無い点です。

これはとても大きなメリットですよね!

 

 

 

「何事も基礎が大切」と言いますが、基礎がしっかりしていないとダメなのは周知の事実だと思います。

当社では当たり前に基礎工事を大切にしております。

 

枠が外れ、出来上がった基礎は派手さは全くありませんが、静かに堂々と佇む姿はむしろ美しくすら感じます。

 

「やっぱりオカケンはこうゆーところが全然ちげんだよなー」と感じて頂ける様なこだわりがたくさん詰まった家をこれからも造っていきたいと思います。

 

tanaka

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