卒FITその後…
2023.03.17
新電力各社が2012年から施行されたFIT制度(太陽光発電の売電固定価格買取制度)終了後(卒FIT)の電力買取り価格を相次いで引き上げているようです。
現在は卒FIT後に東京電力に売電した場合は1キロワット時8.5円となりますが、丸紅電力などは現状の11円から今年中に13.5円に引き上げる事を検討中との事です。
実に2割強の引き上げとなります。
新電力会社が卒FIT後の電源取り込みを急ぐ背景には卸電力市場の価格高騰があります。
2020年には1キロワット時あたり6円だった単価が2022年には平均22円の水準まで高まっており、より割安な調達先を求めて卒FITの電源に照準を合わせたとみられます。
卒FITの家庭の発電出力は2025年までに862万キロワットとなる見込みで原発8基分を超える規模の試算となり、その後も増えていきます。
既に当社のお客様のお宅で取付けた太陽光発電システムも10年を超えるお客様が増えてきており、卒FIT後の売電先には注視しておく必要があると思います。
売電先を東京電力から変えるだけで月々の売電収入が3~4割増えるなんて事もあり得る話です。
情報はとても大切ですね。
今後も最新情報が入り次第、こちらのブログでアップしていきたいと思います。
tanaka