着工棟数を制限する
2021.07.31
当社では年間の着工棟数に制限を設けているのは皆さんご存じかと思います。
私が入社した12年前は年間10棟までとなっていましたが、現在では担当者や協力業者さんも増え年間24棟までとなっております。
理由は目の行き届く範囲で仕事をしたいという事なのですが、これはお客様の満足度に直結する大切な事だと思っております。
現在当社では私を含め、合計4名のお客様担当がいます。
それぞれが敷地の調査からお引き渡しまでの一連の担当をしますが、住宅建築では土地や建物など1つとして同じものは無いので、その場その場で臨機応変に対応しなければなりません。
その為、担当者がしっかりと対応できるお客様の数は限られてしまします。
もちろん同時期に沢山のお客様を担当する事は可能ですが、すべてのお客様に対して満足をしてもらうのは正直、至難の業だと思います。
この資本主義社会で、他を見渡せば、「出来る限り数をこなし、売り上げを上げるぞー!」というのが当たり前の世の中ですが、当社はそうではありません。
当社を選んで頂いたお客様に対し、良い家を造り、しっかりとアフターサポートをする。
その為には無理をせず、担当者がしっかりとお客様と向き合えるボリュームが大切だと考えているのです。
これは一見簡単そうに見えますが、実際はとても難しい事だと思います。
何が難しいかは良く考えると分かると思いますが、とにかく非常に難しい事なので、これが行える建築会社はゼロに等しいのが現実だと思います。
「お客様満足度を重視しています!」なんて口では簡単に言えますが、果たして本当に重視している会社はどれだけあるのでしょうか。。。
休日に家族と出掛けると、かなりの高確率で行った先々にてお客様とお会いします。
皆さん笑顔でご挨拶を交わしてくれますが、もしご満足をして頂けてないお客様ばかりだったらそうもいかないと思います。
肩身が狭くなりますね。。。
私は家族の前で胸を張って笑顔でお客様にご挨拶をしたいと常日頃考えています。
tanaka