気密測定
2020.12.22
「高気密住宅」とは、外部との隙間が少なくなっている気密性の高い住宅のこと。
一口に「高気密住宅」と言ってもその範囲は広くて、使用する断熱材やサッシの種類、施工技術によってかなりの性能差が生じると言われています。
また、現在の日本では「高断熱」にも「高気密」にも、何の定義や基準がありません。
グラスウール100ミリや発泡ポリスチレン50ミリの一般的な断熱で高断熱と主張する会社もあれば、その2倍の断熱性能の会社も高断熱と主張します。
気密についても高気密住宅と主張している会社のほとんどが、どの位の気密性能を有しているかの検査をしていません。
当社では、施工した全ての物件に『気密測定器』を使用して、どれくらい隙間があるのかを測定しています。
断熱工事終了後、送風機で建物を負圧にして気密シートや気密テープを使い、小さな隙間を丁寧にふさぎ、気密をしっかりとした状態で行うのが、気密測定です。
今回のお宅も、家中の隙間を集めても名刺一枚サイズより小さいという、とても良い結果になりました。
住宅に隙間が少なければ、冷暖房器具を効果的に活用できて、換気も計画的に行えて快適に暮らすことができて、光熱費も安くできます。
気密性の高さは、住み心地を重視した家造りにはかかせない重要なポイント。
冬に入る太陽の光だけでも室内が暖かくなり、夜まで暖かさが継続します。
Hoshino