バルコニーと勝手口ドアは必要か?
2020.12.14
プランのヒアリングでバルコニーと勝手口ドアをつけるかどうか、お客様に確認します。
昔の家は両方共、必ずついていると思います。
しかし、最近ではバルコニーと勝手口ドアをプランに採用される方は半数くらいになってきています。
バルコニーですが、2階のバルコニーを使用する用途は洗濯物を干したり、布団を干したりすることがメインだと思います。
最近では、共働きの家庭が増えている為、洗濯物は室内干しをされる方が多くなっています。
外に干す場合は、リビング前のウッドデッキで週末に外干しをされています。
布団は、外に干すより室内で布団乾燥機を使用したり、吹き抜け手摺を利用して干す方が増えています。
そうなると、バルコニーを使う事があまりないね・・・となり、設置する方が減ってきています。
勝手口ドアですが、昔の住宅は、キッチン・リビング・ダイニングの部屋が独立していた為、外への出入り口としてキッチンには必ずと言っていいほど勝手口ドアが設置されています。
しかし、最近の住宅はLDKが1部屋になっている為、勝手口ドアをキッチンへ設置しなくても、ダイニングやリビングに設置した掃き出し窓で外へ出入りができます。
どうしてもキッチンへ勝手口ドアをつけたいと希望される方は、生ゴミをすぐに外へ捨てたいという場合や、買い物した荷物を車からすぐに搬入したい場合です。
このように時代の流れとともに間取りの変化がありますが、他によくご質問される事は、プランを提示した際に、
『玄関からリビングへ入るところに扉がないけど、寒くないんですか?』
と聞かれることがあります。
昔の家は各部屋ごとに扉がないと、せっかく暖めた空気が逃げてしまうので、締め切った状態で暖房器具を使用していたと思います。
当社の家はどこの部屋にいても一定の温度なので、各部屋に扉を設置しなくても、大丈夫です。
扉をつける場所は、プレイベートルームと水廻りくらいです。
間取りをヒアリングする際には、お客様の生活パターンを色々な形で想定しながら頭に思い描き、1つ1つじっくりと考えたプランをご提示しています。
Arai