太陽光発電 20年間の貴重なデータ
2020.11.7
先日、年末点検でお伺いしたお客様より太陽光発電の貴重なデーターをお預かりする事が出来ました。
こちらのお客様は平成12年(2001年)にお引き渡しをしており約20年が経過しております。
太陽光発電はパナソニック製のパネルで3kwを搭載しております。
当時の設置費用は245万円でした1kw当たり約82万円となります。※現在の価格の約3倍ですので驚きです。
ただし、補助金が約99万円出たようですので、お客様負担は146万円となります。
余剰買取の契約の為、正確な数値は出ませんが、令和元年までのデータは下記の通りです。
(20年前は固定価格買取制度がなく売電単価不明です。2009年から固定価格買取制度開始で売電価格:1kwh当たり48円で10年間)
電気代(買電)20年合計2,552,659円÷20年=127,633円/年÷12=10,636円/月
太陽光売電 20年合計2,261,290円÷20年=113,065円/年÷12=9,422円/月
仮に自家消費を4割で売電を6割と仮定すると月平均の太陽光売電は実質15,700円となります。
15,700円×12ヶ月=188,400円×8年=1,507,200円となるので8年で元が取れた事になります。
その後12年で2,260,800円プラスという計算になります。
昨年で固定価格買取制度が終了し現在は1kwh当たり8.5円で売電しています。
買取価格が大幅に下がったので今度は蓄電池を設置し日中発電した電気を貯めて夜に使おうと検討されているそうです。
パナソニックの太陽光パネルは10年間の出力保障があり、9年目に発電量が下がったことをメーカーへ連絡したところ、調査に来て無償でパネルを全て交換してくれたそうです。
20年前に太陽光発電を設置しているお客様はとても珍しく、先見の明があったのだと思います。
20年経ってもこの様にお客様と関りが持てているからこそ、色々なお話やデータをとる事が出来るのだと思います。
tanaka