この時期の過ごし方
2020.06.13
この時期は日中30℃を超える日もあり、どこのお宅でもクーラーを稼働させ始めているのではないかと思います。
ここ1週間でクーラーを稼働させたが冷風が出ないという問い合わせが10件を超えています。
理由のほとんどはガスが抜けてしまっている事です。
エアコンは配管内を冷媒ガスが移動し室内の熱を外へ排出していますので、ガスがなくなってしまうと室内を冷やすことが出来ません。
ではなぜガスは抜けてしまうのでしょうか。
主な原因を箇条書きにしました。
・エアコンの室外機や室内機のどこかに穴が空いてしまい、そこから抜けてしまう。
→この場合はメーカーに対応してもらい、部品を交換するなどの対処が必要です。
※10年程度使用しているエアコンの場合はエアコン自体の交換も検討した方が良いかもしれません。
・配管と室外機のつなぎ目からガスが抜けてしまう。
外構や草むしりなどで室外機を動かした時に配管に負荷が掛かりガスが漏れてしまう事があります。
室外機はなるべく動かさないようにして下さい。どうしても動かさなければならない時は慎重にゆっくりと動かし必ず元の位置に戻しましょう。
・配管と室内機のつなぎ目からガスが抜けてしまう。
クリーニングなどの際に室内機を動かし配管とのつなぎ目に負荷が掛かってしまうと、そこから少しづつガスが漏れてしまう事があります。
ガスはちょっとしたことで抜けてしまいます。当社では5年以内に自然とガスが抜けてしまった場合は無償で補充をさせて頂きますが、5年以上経過した場合は工事の不具合で抜けた可能性も低いいという事で有償対応となります。
エアコンを稼働させるシーズンに入りました。
まずはフィルターの清掃をしてから使い始めて下さい。
また、室外機の前にはなるべく物を置かないで室外機の風が抜けるような環境にしておいて下さい。
室外機に直射日光があたるような場合は市販の遮熱材などを上に被せ、日陰をつくってあげると良いと思います。
日中暑い日は我慢せずにエアコンをつけて、夜や朝方はまだまだ気温が低くなりますのでエアコンは消して窓を開け、冷気を取り込むようにして下さい。そうすれば十分快適に過ごせると思います。
何か住まい方で分からない事があれば遠慮なく担当者へ連絡をください。
tanaka