冬の日差しで暖房します
2019.11.19
朝、夕方は寒くなってきましたね。
当社では、冷暖房費のコストが極力少ない、環境にやさしい、快適な暮らしのために、パッシブデザインを採用した家造りに取り組んでいます。
【パッシブデザインとは...】
太陽の光や熱、地中の熱、風など自然に存在するエネルギー(パッシブエネルギー)を最大限利用するための建築デザインのことです。
例えば、実験棟は冬の日差しをダイレクトに室内へ取り込むことで、家を暖めるように設計しています。
髙い断熱性能だから、一度暖めるとその暖かさを長い時間保つことができるのです。
11月~12月の寒い時期は、日中レースのカーテンを開けて、太陽の光を室内へたっぷりと取り込んでください。
この太陽の光が床や壁に当たり、25度前後まで暖かくなります。
↑ 実験棟です。朝カーテンを開けて太陽の日差しをたっぷり取り込んでいます。
写真の時間は、午前11時頃。 日差しが3m近くまで入ってきています。
もちろん、夏の日差しは、太陽の角度などをきちんと計算していますので、庇(ひさし)によってシャットアウトできるように設計しています。
↑ 南側の窓を最大限活用することで、日中の日差しをたっぷり取り込んで室内はぽかぽか。
夜は、この暖められた室温を逃さないように、カーテンをしっかり閉めれば 暖かく過ごせます。
自宅では、朝と夜に室内エアコンを1~2時間程度使用していますが、それでも寒くなってきたら、床下エアコンをスイッチONです!
23度から24度の低めの温度設定で24時間暖房運転が理想。
床下コンクリートが暖まり、そこから 床、壁(4面)、天井が暖まる6面輻射で家中全体が快適な温度になります。
床はほんのり暖かくて、嫌なエアコンの風や音がないのも特徴です。
注意点として、これからの時期は、室内の温度が上がると湿度が低くなりがちです。
乾燥しすぎると、かぜのウィルスが増えてしまうのでご注意ください。快適な湿度は50%前後が目安です。
対策として、
①観葉植物に水をたっぷり差す。
②洗濯物を室内に干す。夜寝る前に室内に洗濯物を干すのも効果的です。
③夜の入浴後、お風呂のふたをあけっぱなしにしておく。(湿気が換気システムに入り、そこから床下へ送られますので、家全体の室内の湿度が上がります。)
④加湿器を使う。
実験棟では、この冬も宿泊体験を開催します。
ぜひ体感してみてください。
実験棟宿泊体験予約受付中です!!
Hoshino