土地の値段
2019.10.13
昨日から、台風１９号が猛威を振るっておりますが、皆様被害はございませんでしょうか？
私は昨日、叔父の告別式の為夕方まで出かけていて、一人で運転して帰るのがとても怖かったです。２４時間営業のマクドナルドは電気が消えていて、いつも朝まで営業しているドン・キホーテも閉まっているようでした。
なかなか見ることのない街の異様な雰囲気を感じ、これからいったい何が起こるのだろう･･･と恐怖を覚えました。
ＯＢの皆様、風で何かが壊れてしまった等ございましたら、ご連絡ください。
本日は、土地の値段についてです。
大きさ・道路付け・広さがほぼ同条件の７００万円で広告している土地と１，０００万円で広告している土地があるとします。
誰でも７００万円の土地の方が安くて魅力的だと感じますよね。
広告の反響も多いでしょう。
では、本当に７００万円の土地はお得なのでしょうか？
販売条件が【現況渡し】と書いてあり、現地が農地であった場合
①道路より土地が下がっている
②上下水道の引き込みが敷地内にない
③農地転用がされていない
という事が考えられます。
①の場合、道路と土地の高さを同じにするために、盛土が必要になります。そして隣地との境界に擁壁をしないと土が流れて行ってしまうので、擁壁工事が必要になります。
②前面道路に上・下水道の本管が通っていれば、そこからの上下水道管引き込み工事が必要になります。場合によっては、前面道路に本管がなく、敷地まで何メートルも管を引いてこなくてはいけなくなります。
③農地転用は行政書士に頼むと2～3万円の農地転用申請費用がかかります。
これらの費用を仲介手数料や登記費用の他に、土地の取得費用に上乗せして考えなければなりません。
土地の広さや擁壁の距離、上下水道管の深さにもよりますが、200万円～400万円かかることもあります。
一方、１，０００万円の土地は、不動産業者が売り出した綺麗に区画された分譲地で、上下水道引き込み・ブロックフェンス施行・造成渡しだったとします。
７００万円の土地のような①②③の費用がかからなくなり、結果的に金額が変わらないorブロックフェンスまで施行までされていて、建物の外構工事費用が抑えられるので、むしろお得!?となるのです。
広告や物件の資料には細かく書かれていないこともありますので、どのような状態で引き渡しになるか、不動産会社に確認を取ることが必要になります。
この土地はどうなのか？とわからないところがあれば、ご連絡下さい。
かかる費用の概算金額をお伝えできます。
ｋｕｒｉｂａｒａ