オカケンの基礎
2019.10.9
先日、基礎コンクリートを打設した現場の様子を紹介いたします。
一体打ち基礎という方法で施工しています。
通常はベタ基礎の地面になる耐圧盤を先に施工し、固まったら立上り部分を施工します。この2工程の施工方法だと、どうしても耐圧盤と立上り部分の境目に隙間が出来てしまいます。隙間と言ってもわずかな隙間です。
しかし、わずかな隙間でも沢山あると、気密が悪くなり、他にも虫や水の侵入があります。
気密が悪いと外気が入り込みせっかく冷暖房で居心地の良い空間と作っても、どうしてもロスが発生してしまいます。
隙間から水が入ると床下が湿気ってしまい、カビの発生や構造体が腐ってしまいます。そしてシロアリが入る、、、、と想像しただけで結果は分かると思います。
一体打ち基礎と言われても想像がつきにくいと思います。そこで現場の様子を写真で紹介いたします。
まず外周のベース部にコンクリートを流し込みます。そうする事で立上り部分にコンクリートを流し込んでも、内側に漏れ出てこなくなります。
独立基礎の部分も同様に先にベース部に流し込みます。
※独立基礎も通常の基礎と違い床下の空気が自由に動ける様にする為の特殊な形状になっています。
次に立上り部分に流し込みます。機械でバイブレーションしながら隙間が無いよう、コンクリート内の空気を抜きながらにしっかり流し込みます。
職人さんが持っている道具は、基礎の立上り部分の細かい気泡を抜き、表面を綺麗にする道具です。
表面を綺麗に見せるために、モルタルを塗ったり、外壁材を貼る施工法もありますが、当社では余分な費用を掛けずそのままの状態が仕上がりとなります。
その後は土間屋さんが耐圧盤の表面をキレイに仕上げて打設の作業は終了です。
養生をし、乾燥期間をしっかり取り、ゆっくり乾燥させる事で、固くて丈夫な基礎に仕上がります。
yanase