エアコンの効きが悪い。
2019.08.17
先日、お客様からエアコンの効きが年を追うごとに悪くなっているので見て欲しいと連絡がありました。
事前に業者さんにガスの量なども確認してもらってましたが、特に問題がないという事でした。
実際に現場に行き室外機を見てみると、ちょっとした違和感を感じました。
それは室外機の周りがフワフワした布のようなもので覆われていたからです。
「あれ!室外機ってこんな感じだったかな。。。」と思いその布状の部分を擦ってみると、それは埃の層でした。
室外機の側面と裏面にビッチリと埃が貼り付いていたのです。
本来そこはアルミ製フィンが見える熱交換器部分のはずですが全く見えない状態になってました。
これではいくらファンが回っても熱が逃げません。
その場で出来る対応として、ブラシでその埃を出来る限り擦り落としました。
右側が擦ってみた状態で左側は擦る前の状況です。
ある程度きれいになったので室内に入り、エアコンの冷風の状況を確認すると、以前とは全く違ってかなり涼しい風が勢いよく出るようになりました。やはり原因は室外機の汚れだった様です。
今まで、あまりなかったケースですが、室外機の設置場所や近隣の状況により、この様に室外機の熱交換部分にゴミなどがくっついてしまうケースもあるようです。
今回の様に汚れている場合はエアコンの効きが悪くなる他、ファンの稼働時間が長くなる為に電気代も余分に掛かってしまうようで、最悪の場合はエアコンが故障する恐れがあるそうです。
掃除方法とすると、少し位の埃ならブラして汚れを落とす程度で大丈夫ですが、度合によっては掃除機で吸って綺麗にしたり、ホースで水を掛けながら汚れを落としても良いかもしれません。その場合は熱交換以外のところに水が飛ばない様に気を付けて下さい。
また、室外機を無理やり動かすとガス抜けの原因になりますのでご注意ください。
毎年、エアコンを使う時期になったら、エアコンのフィルターはもちろんですが、室外機も一緒に点検してみて下さい。
ご不明な点がございましたらお問い合わせください。
tanaka