断熱も必要
2018.12.20
「超高気密」「第一種換気システム熱交換型」を採用しただけでは、住み心地の良い家は造れません。
断熱が重要です。
高断熱化しないと、外気温が壁や窓を通じて、家の中に伝わる事や、室内の温度が壁や窓を通じ外へ逃げてしまいます。
その為、冬は寒く夏暑くなるので高断熱化し、断熱性能の高いサッシも重要になります。
断熱の方法としては、外断熱工法(外張り断熱)と内断熱工法(充てん断熱)があります。
・外断熱とは、建物の構造体の外側に断熱材を張る工法です。
メリットとしては、建物の外側で断熱するので、気密がとりやすい点や構造材の熱橋がなくなります。
デメリットとしは、断熱材の厚さが50ミリ程度と限られてしまう事があります。
・内断熱とは、柱や間柱の間に断熱材を入れる工法です。
メリットとしては、柱と柱の間に断熱材を施工している為、断熱材の厚さが100ミリ程度確保できる点です。
施工がしやすく、コストも安価という点から多くの会社が採用している工法です。(日本の住宅の約90%が内断熱工法を採用しています)
デメリットとしては、気密性を確保するのが難しい点があります。
外断熱と内断熱はそれぞれメリットとデメリットがあるため、両方を採用する事が理想的です。
しかし、工期やコストの面から、内断熱工法を採用する建築会社さんがほとんどなのも現実です。
当社では、外断熱工法と内断熱工法のダブル工法を採用しています。
外断熱工法で、気密性を高め、外気の温度を室内に伝わりにくくし、内断熱工法で、室内の温度が外部へ逃げにくくしています。
「超高気密」「第一種換気システム熱交換型」「ダブル断熱工法」が全て揃う事で住み心地の良い住宅になるのです。
asano